Oracle VM Managerで仮想マシンを動かす

福田昌弘
2008-10-16 15:27:01
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起動前の準備

 仮想マシンを起動する前に準備しておかなければならないことが1つある。それは、VNCモジュールのインストールだ。

 Oracle VM Managerでは、仮想マシンのコンソール表示にVNC(Virtual Network Computing)を使用している。このため、Oracle VM Managerが動作するマシンに、次のモジュールのどちらかをインストールしておく必要がある。これによって、Oracle VM Managerにアクセスしたウェブブラウザに適したVNCモジュールが自動的に使用される。ちなみに、ここに示すrpmパッケージは、どちらもOracleのウェブサイトからダウンロードできる。

対照表 対照表

 ダウンロードしたrpmパッケージは、次のようにrpmコマンドにオプション-iを指定してインストールする。

rpmコマンドでインストールする

[root@Botan ~]# rpm -i tightvnc-java-1.3.9-3.noarch.rpm

仮想マシンの起動

 Oracle VM Managerが動作するマシンにrpmパッケージをインストールし終えたら、Oracle VM Managerにアクセスして[Virtual Machines]タブを開き[Power On]ボタンをクリックする。

[Power On]ボタンをクリックして仮想マシンを起動する [Power On]ボタンをクリックして仮想マシンを起動する

 [Power On]ボタンをクリックしたら、次に[Console]ボタンをクリックして仮想マシンのコンソールを表示する。初めて仮想マシンを起動したときには、Oracleデータベースの構成処理も実施される。このときには、値を指定するように数回促されるが、どれもデフォルト値のままで問題ないだろう。

[Console]ボタンをクリックして仮想マシンのコンソールを表示する [Console]ボタンをクリックして仮想マシンのコンソールを表示する

 仮想マシンが起動すると、ログインプロンプトが表示される。ただし、デフォルトのinitレベルが「3」であるため、表示はキャラクタ表示になっている。ユーザーrootでログインしてtelinitコマンドを使ってinitレベルを「5」に変更することで、ログイン表示を次のようにグラフィカル表示に切り替えられる。

initレベルを変更することでグラフィカル表示に切り替えられる initレベルを変更することでグラフィカル表示に切り替えられる

 いかがだっただろうか。Oracle VM Templatesによる仮想マシンの作成方法を理解していただけただろうか。

 掲載の都合上5回に分けて説明してきたが、作業自体はそれほど難しくなく、Linuxに関する基本的な知識があればまちがいなく行えるだろう。実際には、ユーザー自身が仮想マシンのテンプレートを作成し展開していくことで、テンプレートによる効果がより大きなものになるだろう。

 次の機会には、仮想マシンのテンプレート作成方法を採り上げてみたいと考えている。

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