Oracle VMのテンプレートを入手する

福田昌弘
2008-09-17 16:03:01
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Oracle VM環境構築の概要

 前回も示したが、Oracle VM TemplatesはOracle VM環境で利用する。このOracle VM環境は、Oracle VM ServerとOracle VM Managerの2つで構成されている。

 Oracle VM Serverは、Xenのハイパーバイザー機能を利用した仮想マシンサーバー。Oracle VM Managerは、Oracle VM Serverを管理するためのウェブアプリケーションである。これらによる仮想マシン環境の構築作業は、次の6つに分かれる。

  1. Oracle VM ServerとOracle VM Managerを動作させるPCをそれぞれ用意する
  2. 1台のPCにOracle VM Serverをインストールする
  3. もう1台のPCにOracle Enterprise Linuxをインストールする
  4. Oracle Enterprise Linux上でOracle VM Managerをインストールする
  5. Oracle VM ServerをOracle VM Managerに追加する
  6. 仮想マシン環境を構築する

 これらの6つの作業のうち1~5については、8か月ほど前に「Oracle VMのインストール」で紹介している。ここでは、6番目の作業「仮想マシン環境の構築」を、Oracle VM Templatesを使って行っていく。

テンプレートのダウンロードと展開

 まず、仮想マシンとしてOracle VM Server上で動作させるOracle Enterprise Linuxのテンプレートを入手する。具体的には、次の作業を実行する。

  1. Oracle VM Serverにrootでログインする
  2. ディレクトリ/OVS/seed_poolに移動する
  3. wgetコマンドを使ってOracle VM Templatesを入手する

 この原稿を執筆している時点では、仮想マシンを作成するためのOracle Enterprise Linuxのテンプレートは次のとおりであった。

 Oracle Enterprise Linux release 4 update 5が、仮想化の方法、仮想CPU数、仮想メモリ数、仮想ディスク容量、32/64ビット対応の違いによって計6種類、release 5 update 1が計8種類、それぞれ提供されている。

Oracle Enterprise Linuxのテンプレート(クリックで画像を拡大) Oracle Enterprise Linuxのテンプレート(クリックで画像を拡大)

 たとえば、Oracle Enterprise Linux release 4 update 5で、ハードウェア仮想化、仮想CPU数が1個のテンプレートを元に仮想マシンを作成するときには、wgetコマンドで次のように指定する。

wgetコマンドを使ってOracle VM Templatesをダウンロードする

[root@Tsubaki seed_pool]# pwd
/OVS/seed_pool
[root@Tsubaki seed_pool]# wget http://download.oracle.com/otn_software/virtualization/OVM_EL4U5_X86_HVM_4GB.tgz

 ファイルをダウンロードしたら、tarコマンドを使ってファイルを展開する。

tarコマンドを使って展開する

[root@Tsubaki seed_pool]# tar xzf /OVS/seed_pool/OVM_EL4U5_X86_HVM_4GB.tgz

 このようなダウンロードと展開という作業だけで、仮想マシンとするテンプレートの準備は終わりだ。

 次回は、仮想マシン上で動作させるOracleデータベースのディスクイメージのダウンロードと展開について説明する。

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