TextMate+Flex 3 SDK+rascutで作るMac OS XのActionScript開発環境

沖津貴智(moonlinxチーフエンジニア)
2009-08-24 16:51:01
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 Mac OS X Leopardに標準でインストールされているRuby(1.8.6)であれば問題なく動作します。(ただし、Ruby 1.8.6以外を利用する場合は残念ながら動作しません。1.8.7などを利用している場合は、1.8.6にダウングレードする必要があります)

 また、rascutでは内部でfcsh(Flexコンパイラシェル)を利用してActionScriptのコンパイルを行っており、そのためにJavaを利用します。こちらもLeopard標準のJavaで問題なく動作します。

 まず、rascutをインストールするには、rubygemsが必要です。rubygemsはRubyのパッケージ管理ツールであり、PerlでいうところのCPANに相当するツールです。これもLeopardに標準でインストールされていますが、バージョンが古い(1.0.1)ため、アップグレードする必要があります。以下のコマンドを実行してください。

sudo gem update --system

 これで1.3.3(2009年5月12日時点)にアップデートされます。次に、やっとrascutをインストールします。以下のコマンドを実行してください。

< sudo gem install rascut --include-dependencies
INFO:  `gem install -y` is now default and will be removed
INFO:  use --ignore-dependencies to install only the gems you list
Building native extensions.  This could take a while...
Successfully installed mongrel-1.1.5
Successfully installed json_pure-1.1.6
Successfully installed rascut-0.2.1
3 gems installed
Installing ri documentation for mongrel-1.1.5...
Installing ri documentation for json_pure-1.1.6...
Installing ri documentation for rascut-0.2.1...
Installing RDoc documentation for mongrel-1.1.5...
Installing RDoc documentation for json_pure-1.1.6...
Installing RDoc documentation for rascut-0.2.1...

 rascutの他にmongrelとjson_pureというライブラリも一緒にインストールされます。rascut最新バージョンは0.2.1(2009年5月12日時点)です。rascut 0.2.1になってからは、過去に存在した様々な問題が解消されており、利用する際につまづくことが少なくなりました。

 ためしに次のHello Worldをrascutでコンパイルしてみます。

HelloWorld.as

package {
    import flash.display.*;  
    import flash.text.*;  

    //HelloWorld
    public class HelloWorld extends Sprite {
        public function HelloWorld() {
            var textField:TextField=new TextField();
            textField.text="Hello World!";
            addChild(textField);
        }
    }
}

 以下のコマンドを実行します。

> rascut -s HelloWorld.as
[05/11 20:14:30] Start Mongrel: http://0.0.0.0:3001/
[05/11 20:14:30] Compile Start
[05/11 20:14:32] Found update file(s)["./HelloWorld.as"]
[05/11 20:14:33]  fcsh: Assigned 1 as the compile target id
Loading configuration file /Library/Flex/flex_sdk_3/frameworks/flex-config.xml
/Users/okitsu/tmp/HelloWorld.swf (613 bytes)

 この状態でブラウザから「 http://0.0.0.0:3001/ 」にアクセスします。「Hello World!」と記述されたFlashが表示されれば、とりあえず動作に問題はありません。

 次に、HelloWorld.asの一部を以下のように書き換えてファイルを保存してください。

textField.text="Hello World!";
 ↓
textField.text="Hoge Hoge!";

 すると、ファイルが保存された瞬間にコンパイルが走り、なおかつブラウザが自動的に更新されるのが確認できると思います。mxmlcコマンドの実行も、ブラウザの更新も不要です。これがrascutの素晴らしさです。

TextMateのインストール

 TextMateのウェブサイトから「30 Day Trial」をダウンロードしてインストールします。正式にライセンスを購入する場合は39ユーロなので。まずは体験版でその感触を確かめてみてから購入をおすすめします。

  • コメント(1件)
#1 anonymous   2009-09-22 21:44:45
Rascut.tmbundle をダウンロードして使ってみましたが、記事と違い、保存先を指定するダイアログが表示されませんでした。

Rascut.tmbundle/Templates/Project.tmTemplate/_create_rascut_project.sh

が644なため、シェルスクリプトが動かないようです。

chmod +x _create_rascut_project.sh と実行ビットを立てると動くようになります。
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