
Google App Engineでもうちょっとがんばってみる:メール送信プログラム
白石俊平(あゆた)
2008-04-11 18:00:00
さらに深く
Google App Engineに関する本特集は、今回が二回目だ。前回は「Hello, World」プログラムを通じて、App Engineにおけるwebappフレームワークの使用方法と設定方法、そしてインターネットに公開する方法を学んだ。今回は、App Engineが持つ様々なAPIの使用方法を学んでいこう
App Engineが持つ様々な機能
App Engineは、Webアプリを作成するために頻繁に利用される機能をAPIとして提供している。大まかに分けて、以下のような機能が存在する。
- Webアプリケーションフレームワーク
- データストア
- Googleアカウントを用いた認証
- 外部のWebサイトへのHTTPリクエスト
- メール送信機能
今回は、以下のようなサンプルを作成する過程を学ぶことにする。
Googleアカウントにログインしていない状態でアクセスすると、まずログイン画面へとリダイレクトされる。

この画面からGoogleアカウントでログインを行うと、アプリケーションのWebページが表示される。

画面に表示されている通り、アカウントのメールアドレスに対して、アプリケーションからメールが送信されている。

簡単なサンプルではあるが、これにより「認証」「メール送信」「テンプレートエンジンを利用したHTML生成」について解説していきたい。
また、App Engineの最も重要な機能ともいえる「データストア」に関しては、次回の記事で詳しく説明する。