OSSのクラウド基盤「Eucalyptus」を使う(6)--VM実行環境の設定とCentOSでのイメージ作成

箕浦真(VA Linux Systems Japan)
2009-07-21 10:45:01
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11.実用イメージの作成 〜CentOS 5.3編〜

 Eucalyptusのウェブサイトでは、各種マシンイメージを公開していますが、CentOS純正カーネルが必要だとか、32bitのイメージが必要だとかいう需要もあると思いますので、CentOS 5.3を例にマシンイメージの作成方法を説明しておきます。

 適当なCentOSマシン(フロントエンドノードや計算ノードの1つで構いません)のrootで作業します。まずはファイルシステムを作り、mountします。2.5Gバイト(2560Mバイト) くらいにしましょうか。

code01 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 基本的なパッケージはyumコマンドでインストールできます。yumの既定の設定ファイルでは、$releaseverという変数が使われていますが、これはクリーンインストール時には使えないようですので、バージョンを明示するようにします。使用中の設定ファイルを変更したくない場合は、どこかにコピーして編集するとよいでしょう。

code02 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 64bit環境で32bitのイメージを作るには、CentOS-Base.repoの$basearchをi386に置き換えます。上記入力例の中程のようにsedを使うのであれば、

code03 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

などとします。なお逆に32bit環境で64bitのイメージを作ることはできません。

 次に/etcの下の各ファイルを作成または編集します。作成が必要なのは、以下の4つのファイルです。リンク先はそれぞれ例ですので、必要に応じて編集します。

 さらに、etc/selinux/configを編集し、SELinuxをdisabledにします(*2)。

(*2)ここで作成するイメージは、各ユーザーがカスタマイズして利用するベースとなるものです。SELinuxはカスタマイズ完了後に有効にした方がよいでしょう。

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