OSSのクラウド基盤「Eucalyptus」を使う(5)--ツールの利用とトラブルシュートのコツ

箕浦真(VA Linux Systems Japan)
2009-07-08 15:05:01
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 さて、それではもう少しちゃんとした試験をするために、マシンイメージを登録してみます。これには、EucalyptusのWebサイトより、euca-ttylinuxを取得して利用するのがよいでしょう。

code04 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 まずはカーネルイメージを作り、Walrusにアップロードします。カーネルは2種類ついてきますが、ここではinitrdの必要ない「2.6.16.33」の方を使います。

code05 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 アップロードしたイメージは、カーネルイメージ(EKI)として登録しなければなりません。

code06 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 正しく登録されるとイメージのIDが表示されます。このIDを使って次にルートファイルシステムのイメージ(マシンイメージ、EMI)を作り、アップロード、登録を行います (*1)。

code07 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 API Toolsのコマンド「ec2-describe-images」で、登録されたイメージが確認できます。

code08 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 それではこのイメージを起動してみましょう。

code09 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 「-k test」とは、先程作ったssh鍵の名称です。インスタンスの起動までには数分かかりますので、この間にセキュリティグループのイングレスフィルタルールを設定しておきましょう。既定のセキュリティグループは「default」という名で、すべてのパケットを遮断する設定になっています。

code10 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 最初の例は、すべてのタイプおよびコードのICMPパケットを受け入れる設定、2番目はTCPのポート22(すなわちSSH)の通信を受け入れる設定です。

 インスタンスの状態は「ec2-describe-instances」で見ることができます。

code11 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

 当初「pending」だった項目が「running」になりました。IPアドレスも表示されるようになりましたので、さっそくログインしてみましょう。

code12 コマンドの入力例(赤字の部分をコマンドとして入力する)

(*1) 「ec2-upload-bundle」は、Walrusでは未実装の機能を使っているために、既にあるbucketにはアップロードできません。カーネルイメージとマシンイメージなどを1つのbucketに納めたい場合は、「S3 curl」などを利用する必要があります。S3 curlにはAmazonのホスト名が埋め込まれていますので、ちょっとした修正が必要です。また、日本語ロケールでは正しく動作しません。

9.トラブルシューティング

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