オープン、そしてソーシャルへ--テクノロジトレンドはどう変わっていくか
さらに“オープンクラウド”というキーワードで呼ばれることが多い、オープンソースをもとにしたクラウドテクノロジへの関心も大きく高まった。OpenStack、CloudStack、Cloud Foundry、Eucalyptus、OpenFlowなどがそれで、今後はAWSやVMwareといった大手クラウドベンダのプラットフォームとの連携が進むことが期待される。
クラウドではもうひとつ、小さいが注目すべきニュースがこの年末にあった。GoogleがGoogle Appsの無償版の提供を中止したのだ。Microsoft Officeのオルタナティブな存在を狙うGoogleだが、Google Apps無償版の提供をストップしたことは企業向けクラウドサービスに本腰を入れ始めるサインと見ることもできる。2012年はOffice 365の競合製品として少しずつその普及に拡がりを見せてきたGoogle Appsだが、2013年はクラウドビジネスで大きな転換を迎える可能性は高い。
LAMPからGUNDAMへ
余談ではあるが、クラウドアプリケーションを開発するデベロッパに必要な技術として、以前はよくLAMP(Linux、Apache、MySQL、Perl/PHP)という言葉が使われていたが、2012年はGUNDAM(Github、Ubuntu、Node、Dropbox、AWS、MongDB)が主流になりつつあるという話を聞いた。
これらが象徴するのは、やはり4つのテクノロジトレンドであると同時に、技術も開発のスタイルもオープンでソーシャルへと大きくシフトしている点だ。この流れは2013年はさらに加速していくのではないだろうか。
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