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クラウドと「DevOps」を理解する

文:James Urquhart(Special to CNET News.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2010-04-12 07:00:00
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 こういった切り離しによって、ソフトウェアやデータの管理(「ペイロード管理」とも言う)と物理インフラの管理を切り離すことが可能になったわけである。こういったことは、「仮想化環境の管理者」といった職種に対する需要が高まっていることからも分かるだろう--ただし、これは一時的な現象に過ぎないという意見もある(関連英文ブログ)。RedHatは仮想化管理者の認定資格(RHCVA)まで設けている。一方、Cisco Systems(筆者の雇用主である)は、物理インフラに焦点を合わせている人々向けに、データセンター管理に関する認定資格をいくつか設けている。

図C 仮想化環境における運用の新たな役割(提供:James Urquhart)

 ペイロード管理とインフラ管理の分離という考え方が、10年前とは異なった価値をもたらすようになった結果、クラウドコンピューティング市場を繁栄させるうえでの大きな原動力が生み出されたというのは興味深いことである。仮想化が登場する前であれば、運用のペイロードをインフラから切り離すというのはとんでもない考えであった。サーバには特定のアプリケーション(複数の場合もある)に適したOSを手当てしておく必要があった。そしてそのためには適切なサーバを用意しておく必要があった。そのうえで、適切なソフトウェアを手当てしておく必要があったというわけである。

 クラウドコンピューティングの時代となった今、ペイロード管理者(これよりも優れた用語がないため、こう呼んでおく)は仮想化を活用することで、インフラの運用に関することをほとんど気にせずに済むようになっている(ここで「ほとんど」と書いた理由は、セキュリティといったものごとに関する基本的な懸念について考慮しておく必要があるためである)。インフラは「誰か他の人の問題」であり、共有のITサービスに(それがサードパーティーのインフラサービスであったとしても)容易に任せることができるわけである。

 一方、このことによって、システム運用における基本的な構成要素に変化がもたらされた。これまでであれば、データセンターに配備するものの単位はサーバであった。サーバを調達し、OSを手当てし、ネットワークに接続し、アドレスや認証といったものを割り当てていたわけである。そして、アプリケーションは副次的な存在であった。つまり、付属物でしかなかったわけだ。

図D サーバを中心に据えた運用モデル(提供:James Urquhart)

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