ニフティクラウドがアプリケーション開発者にもたらすもの

杉山貴章(オングス)
2010-03-05 21:26:04
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上野氏:準備するものが無い、というのがニフティクラウドの強みと言えるかもしれません。基本的には物理サーバ上で従来行っていた開発と全く同じように開発できるので、特に何か新しい勉強が必要ということはありません。

 例えば、ニフティクラウドでは仮想ディスクが使えますが、ユーザー側からは物理サーバと全く同じように見えるんです。Amazon S3であればS3の仕組みや癖などをある程度勉強してから使う必要がありますが、ニフティクラウドの場合は、そういったことをせずにすぐに使い始められるようにという点を意識して作りました。

ニフティクラウドの「サーバー作成画面」(クリックで拡大画像を表示) ニフティクラウドの「サーバー作成画面」(クリックで拡大画像を表示)

builder:Amazon EC2では仮想マシンを管理するAPIが公開されていますが、ニフティクラウドで同様のインターフェースを公開する予定はありますか。

上野氏:まだはっきりとした公開時期はお伝えできませんが、公開する予定です。API公開は開発当初から念頭に入れていた内容で、実際にニフティクラウドをご利用いただいているお客様からのニーズも非常に強い内容です。

builder:先日、Amazon Web Servicesの公式日本ユーザー会「AWS User Group Japan」が発足しましたが、ニフティクラウドでは同様の形でコミュニティをサポートする準備はありますか。

上野氏:もしそのような形でユーザーが広まってくれるようになれば非常にうれしいですね。Amazonの場合、ユーザーの自発的な活動がよりよいサービスの形成につながるという、いわゆるエコシステム的な形ができあがっていますよね。

 ニフティでも同様の仕組みをうまく作ることができたらいいと思いますし、これから提供するサービスもそういう視点から考えていくつもりです。アイデアを持っている人がニフティクラウドの上で付加価値を高めていけるよう、力を入れて取り組んでいるところです。

builder:最後に、クラウド時代の開発者に向けて何かアドバイスをいただけますか。

上野氏:クラウドの良さというのは実際に使ってみないとわからないものです。ボタンを押すだけで新しいサーバが設置できるなんていうのは、数年前には夢みたいな話でした。そういう新しいものに対する価値を実感するには、頭で考えるよりもとにかく触ってみるのが一番です。

 ニフティは会員登録自体は無料ですし、料金も従量制で使った分にのみ課金される仕組みなので、まずは少しでもいいので試してみてください。現時点では法人様向けのサービスですが、将来的には個人ユーザーの方にも手軽に使っていただける仕組みを検討していく予定です。一人でも多くの方にクラウドの可能性を実感して欲しいと思います。

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