技術資料を2万ページ翻訳、今年は問題解決に焦点:開発者を支援するMS

冨田秀継(編集部)
2009-03-09 17:38:01
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マイクロソフトの開発者支援「Power to the Pro 2009」

 以上、近々までの施策を紹介したが、今後の取り組みとなるPower to the Pro 2009では、まずメールマガジンの増刊を開始する。

 現在も開発者向けメールマガジンとして火曜に「MSDN Flash」を、水曜に「TechNet Flash」を配信しているが、今後、サポート技術情報(Microsoft Knowledge Base)のコンテンツを中心とする特別版を定期的に配信する。

大場章弘氏 大場章弘氏

 この施策の背景には、「読者からニューズレターの中で(肝心の情報が)埋もれてしまい、見つけにくいという声を多く頂いている」(大場氏)という問題があったという。これに対処するため、「問題解決にフォーカスした特別号」というかたちで3月17日と18日から6月までトライアル配信を行い、7月から定期配信を開始する。

 また、サポート技術情報(Microsoft Knowledge Base)をウェブで閲覧する際にも、必要な情報へ素早くアクセスできるような改善に取り組む。具体的には、TechNet TechCenterとMSDN Developer Centerの「サポート技術情報」で、検索性の向上を実施。3月26日からひとつひとつステップを踏みながら効率的に検索するレイアウトに変更するという。

 そのほか、トラブルへの対処法を短時間で要点がわかるよう解説するウェブキャスト「5 minutes Troubleshooting」を、「5 minutes シリーズ トラブルシューティング編」で提供していく。

現在、スキルチャージプログラムの第3弾を展開中(画像をクリックすると拡大します) 現在、スキルチャージプログラムの第3弾を展開中(画像をクリックすると拡大します)

現場と経営の最後の1マイル

 各製品に日本品質を浸透させるためには、本社開発部門や経営陣との折衝が欠かせないことは容易に想像がつく。Windows OSのような世界製品では特にそうであろう。

 牧野氏は「本社開発部門のトップと密に連絡をとる」だけでなく、経営陣にも日本品質の重要性を説いて回ったと語っている。「説いて回る」という表現は額面通り受け取ってもよく、「現場と経営の最後の1マイルはフェイストゥフェイス」(牧野氏)。実際に経営層と向き合って、日本の顧客の要望を伝え、日本が求める品質が製品の品質向上につながることを「相当説明した」(牧野氏)という。

 その結果、品質に関する指標がMicrosoft全社で統一されただけでなく、経営指標とも連動して評価できるようになったと、牧野氏は明かしている。

日本法人の働きかけにより、本社の経営層も日本品質を理解してくれるようになったという(画像をクリックすると拡大します) 日本法人の働きかけにより、本社の経営層も日本品質を理解してくれるようになったという(画像をクリックすると拡大します)
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