Rally Software:大衆のためのアジャイル開発環境

文:Justin James(TechRepublic) 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-08-26 08:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Rally Softwareのソフトウェアスイートの印象

 RichardはRally Softwareのソフトウェアスイートの「鳥瞰図」を見せてくれたが、正直に言って私は極めて強い印象を受けた。私が本当に素晴らしいと思ったのは、コミュニティを構築する機能だ。この機能によって、ユーザーは新機能を提案し、投票することができる。彼ら自身が、実際にこの機能を使っている。Rally Softwareのウェブサイトに行けば、新しい機能の追加について投票したり、不満の原因の修正を求めたりできる。Richardは、Rally Softwareの各開発サイクルの作業の一定の割合は、要望のトップ10リストへの対応に当てられていると話してくれた(これは、Spiceworksが行っているクラウドソーシングとかなり似ている)。

 Rally Softwareのソフトウェアは、Eclipse、Visual Studio、Team Foundation Server、Subversionやその他多くの幅広い製品と統合されている。このソフトウェアにアクセスするためのAPIも多く存在しており、これにはSOAPのウェブサービス、RESTのAPI、JSON/JavaScriptが含まれる。また、Rally SoftwareはRubyもサポートしている(これもSpiceworksと似ているところで、SpiceworksはRubyで製品を書いている)。

 Rally Softwareの製品は、同社がホストするオンデマンド環境で提供される。Rally Softwareが同社のソフトウェアを、顧客の会社のLAN上にあるサーバーの1つに置くことのできる仮想マシンの形で販売していることは、素晴らしいことだ。私は伝統主義者であり、何かうまくいかないことがあれば、その責任がどこにあるのかを知りたいと思っている。ソフトウェアがこの形式で提供されていれば、私のような開発者は彼らのソフトウェアを快適に使うことができる。

調査結果

 Richardと私が話をするきっかけになった調査に話を戻すが、この調査にはいくつかの興味深い論点があった。私の注意を引いたことの1つは、アジャイル開発のプロジェクトでは、短い開発スケジュールの間にバグの数が直線的な増加を示すということだ。繰り返しになるが、私は懐疑的だったにも関わらず(Richardはこの種のことを計測するのは極めて難しく、不正確だと認めた)、全体的な傾向は無視できないものだった。私は開発プロジェクトに関する統計があまり正確なものにならないことを知っているが、この調査の数字の一貫性は非常に魅力的なものだった。

開発を知っているマーケティング担当役員

 対話の中で私がもっとも驚いたのは、Richard自身についてだった。私は、さまざまな企業とかなり頻繁に話をするが、普通は、本質に迫るためにはマーケティングの装飾を切り裂かなければならない。ところが、このマーケティング担当のバイスプレジデントは、エンジニアリング分野の出身なのだ。彼はいくつかの本当に大きな開発会社で働いた経験があり、従来の開発手法で製品を出荷することの大変さをよく理解している。

 われわれの電話は45分間の予定だったが、結局2時間近く話をし、その間、幅広い話題について議論をした。Richardは開発者を知っており、開発を知っている。もし彼がRally Softwareのマーケティング部門のスタッフを代表しているのであれば、製品チームは本当に並はずれて優秀なはずだ。数週間のうちに、私はRally Softwareの製品についてのより詳しい記事を執筆する予定だ。

筆者に関する情報開示:Justin James氏はMSDN Magazineに記事を執筆する労務契約を結んでいる。また、同氏はSpiceworksと製品購入ガイドを執筆する契約を結んでいる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]