テスト環境の構築に使用できる仮想ツールにはどのようなものがあるのか?

文:Scott Lowe(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-06-25 08:00:00
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Virtual Server 2005 R2 SP1

 Virtual Server 2005は、Microsoftがエンタープライズ向けの仮想化ソフトウェア市場に初めて投入した製品であり、シンプルな仮想タスクをこなすのであればこれで十分だろう。単にサーバの統合を行いたいというのであれば、Virtual Server 2005が適切な製品となるはずだ。Virtual Server 2005はVirtual PCと同様に、Microsoftのウェブサイトから無償でダウンロードすることができる。しかし、これら2つの製品の共通点はそれだけしかない。まず、Virtual PCの管理コンソールがネイティブアプリケーションであるのに対して、Virtual Server 2005の管理コンソールはIIS上で稼働するウェブアプリケーションのかたちでしか提供されていない。このため、Virtual Server 2005でリモートクライアントからゲストの管理を行う場合、ActiveXプラグインのインストールが必要になる。また、Virtual Server 2005のVirtual Machine Additions for Linuxは、その謳い文句通りに機能してくれる。一方、Virtual PCのVirtual Machine AdditionsがサポートしているゲストOSはWindowsのみであり、Virtual Server 2005のVirtual Machine Additions for Linuxがきちんと動作することを考え合わせると、LinuxをゲストOSとしたテストにはVirtual Server 2005が適しているということになる。なお、Virtual Server 2005は64ビットのゲストOSをサポートしていないものの、64ビットのホストOS上で稼働させることができる。こういった制約があるため、Virtual Server 2005は64ビットOSをゲストOSとしたテストには不向きということになる。これは32ビットのゲストOSしかサポートしていないのだ。

Hyper-V

 Hyper-Vは公式にリリースされたわけではなく、それ自体「テスト用の製品」ではないうえに、近々公開予定の記事のテーマとなっているため、この製品によってVirtual PC 2007とVirtual Server 2005の双方が抱えている数多くの大きな制約が解消されているという点のみを指摘するに留めておきたい。

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