デルの仮想化新製品の意味するところ

文:Dan Kusnetzky(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-05-14 08:00:00
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 Dellは米国時間5月7日、プレスリリースを発表し、その中で「Dellはあらゆる規模のビジネスの成長速度に合わせたエンドツーエンドの仮想化ソリューションを提供していくことで、ハイパーバイザやハードウェアの統合に留まらない仮想化ソリューションの新たな波を推し進めていく」と述べた。この声明には、多くのマーケティング担当者を満足させるキャッチフレーズや流行語、専門用語が登場しているものの、本当のところ、これはいったい何を意味しているのだろうか?

Dellの発表内容

 本記事ではまず、Dellの発表した声明の一部を紹介したい。

Dellはあらゆる規模のビジネスの成長速度に合わせたエンドツーエンドの仮想化ソリューションを提供していくことで、ハイパーバイザやハードウェアの統合に留まらない仮想化ソリューションの新たな波を推し進めていきます。また、Dellはエンドツーエンドの仮想化ソリューションを提供し、その購入や配備、管理を容易にすることで、本番稼働中のマイグレーションや仮想化ストレージ、動的な負荷分散、データセンターの自動管理といった仮想化がもたらす広範なメリットを、顧客にとってより判りやすいものにしています。

Dellはwww.dell.com/VMwareNowにおいて、統合化された仮想化テクノロジを備えたPowerEdgeサーバを1クリックで購入あるいはアップグレードできるようなEコマース機能の提供を開始することで、購入手続きやVMware VI3のフルライセンスへの移行手続きを簡素化しました。

今回発売したPowerEdge R805およびPowerEdge R905は、2ソケット/4ソケットの従来製品と比較して2倍のメモリスロットとI/Oカードスロットを搭載しているため、仮想化プラットフォームに適したサーバとなっています。また、統合ハイパーバイザとしてVMware ESXi 3.5やCitrix XenServer Expressを選択することで、PowerEdge R805およびPowerEdge R905は仮想化環境に最適なプラットフォームとなります。

PowerEdge R900およびPowerEdge R905は、Vmarkベンチマークテストにおいて60台の仮想マシンのサポートを初めて実現したサーバ群に名を連ねた実力ある4ソケットサーバとして、仮想化において最大のパフォーマンスをお届けします。PowerEdge R900とPowerEdge R905はともに、HP Proliant DL580を最大24%上回るパフォーマンスを達成しています。PowerEdge R905の仮想化マシン1台当たりのコストは、IBM x3850よりも33%低く、Sun X4450よりも56%低く、HP Proliant DL580よりも18%低くなっています。また、PowerEdge Mシリーズ(ブレードサーバ)およびPowerEdge 2950IIIにおいても、ブレードサーバおよび2ソケットサーバのベンチマークテストで最高性能を記録しており、Dellはこの分野をリードする存在となっています。

Dell EqualLogicストレージアレイは、ストレージエリアネットワーク (SAN)の配備や管理の複雑さを解消するストレージ仮想化テクノロジ(特許取得済み)を備えるとともに、リソース追加を容易にし、自己適応型のパフォーマンスの自動チューニングを可能にするなど、仮想データセンターに最適化されています。また、Dell EqualLogicはVMware Site Recovery Managerによって、SANを見据えた新たな先進的統合を実現しており、仮想化環境におけるデータ保護機能と障害からの復旧機能を、管理ツールの追加コストなしに提供しています。

DellとEgeneraがお届けする動的なデータセンターにより、ハードウェア筐体内に留まらない仮想化とデータセンターの自動化が可能になります。Dellのプロセシングエリアネットワーク(PAN)システムは、実績のあるPowerEdge 1950サーバおよびPowerEdge 2950サーバとDell|EMCストレージの組み合わせにCitrix XenServerをあらかじめ統合、一体化したターンキーソリューションであり、これによってサーバのコンピューティングリソースをPAN内に集約して仮想化することで、SANにおけるハードディスクのように取り扱えるようになります。DellのPANシステムによって、(週単位ではなく分単位の)迅速なリソース追加や再配備が可能になるとともに、ハードウェアの可用性とサイトの復旧性に対する投資コストを他社製品と比べて最大70%削減することができます。

また、DellのGlobal Infrastructure Consulting Services(GICS)は、小さなオフィスや遠隔地のオフィスから、DellのPANシステムの設計や完全な実装を行う大きなデータセンターまで、仮想化を行うあらゆる規模のビジネスのお客様に対してカスタマイズされたサービスを提供しています。

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