ものごとをよりうまく説明するための10のヒント

文:Calvin Sun(Special to TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-05-13 08:00:00
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#6:機能ではなくメリットに焦点を当てる

 機能とメリットの違いは何だろうか?機能とは、ものごとに備わっている属性である。その一方、メリットとは機能がどのようにして人の役に立つのかということである。例えば、発泡スチロール製のコップの機能の1つに、その材料によって実現されている断熱性がある。パーティを計画している人にとって、コップの断熱性がどのようにして実現されているのかなどどうでもよいことであるはずだ。その人は、そういったコップが冷たいものを冷たく、熱いものを熱く保てるということにより関心を抱くはずである。

 同様に、テクノロジの持つ機能的側面よりも、テクノロジがもたらすメリットに焦点を当てるようにするべきである。両者の区別は、あなたの話す相手の地位が高くなるほど重要になってくる。最高財務責任者(CFO)は、データベースのミラーリングに必要となる特定のコマンドや手順を知る必要などないだろう。しかし、そういったものによってデータの喪失が起こりにくくなるということは知りたいと思うはずだ。

#7:コンセプトをより明確に伝えるために喩え話を用いる

 喩え話とは、馴染みのないコンセプトを説明しやすくするために、それを馴染みのあるコンセプトになぞらえた話のことである。例として、ファイアウォールを銀行の窓口担当者になぞらえてみることにしよう。人々は、ただ銀行に行き、お金を持ち帰ってくるわけではない。彼らは窓口担当者のところに行き、自らの身元を証明する必要があるのだ。身元を確認した窓口担当者は十分な残高があることを確認し、その後でお金を渡すのである。片や、ファイアウォールの場合は、システムにアクセスしたいと思っている人々が本当にそのアクセスを許されているかどうかを確認し、その後で実際のリクエストを処理するのである。

 喩え話を選ぶにはまず、説明しようとしていることの一般的な原則を見つける必要がある。次に、その原則があてはまるような実生活のものごとを選ぶ。例えば、メモリリークを説明しようとしていたと考えてほしい。メモリリークの原則は、(メモリを)取得するもののすべてを返却しないという点にあるとの結論に達したとしよう。そういった際の例/喩え話には、パンケーキのタネをいくつかの計量カップに分け入れて計量した場合(各計量カップにタネがへばりついてしまう)や、義理の弟にお金を貸した場合等を使うことができるだろう。

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