CIO Agenda 2008:今人気があるのはどの技術か

文:Andy McCue 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-04-22 08:00:00
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 IT予算を正当化し、技術投資からより多くの価値を引き出そうとする圧力が、次の年の技術投資を動かす大きな要因となる。これが、sillicon.comが独占取材したCIO Agenda 2008での調査結果だ。

 もっとも多く言及された技術と戦略の領域はITガバナンスであり、今年4回目となる毎年恒例の「CIO Agenda Survey」に答えた20人のCIOのうち、3分の2近く(65%)がこの分野に2008年に投資を行う予定だと答えた。

 ガバナンスと結びついているテーマにITインフラストラクチャライブラリ(ITIL)があるが、これもCIO Agendaでは多くのCIOが言及しており、彼らの40%がこれを2008年のやることリストに挙げている。

 2007年の技術投資領域のトップはモバイルと無線だったが、2008年にはこの分野は2位に下がり、この分野に投資を行っているCIOは60%となっている。

 モバイルと無線の領域では、もっとも人気のある分野は無線LANで、これに「柔軟な/遠隔からの業務」技術が続く。

 また当然のことではあるが、セキュリティ、企業ハードウェア、企業ソフトウェアもまた2008年にCIOが多額の投資を行う分野となっている。

 また、CIO Agendaの回答者の半分が仮想化技術に投資を行う予定だとしており、3分の1強(35%)がサーバー技術に投資していると答えた。

 ソフトウェア分野での投資については、企業資源計画(ERP)と顧客関係管理(CRM)がトップで、CIOの3分の1強がこれら2つの分野で2008年に投資を行っている。

 4分の1のCIOは、2008年にアウトソーシングを行っていると述べている。これはアプリケーション開発や管理の分野よりは、主にインフラに関してであり、オフショアリングを行う予定だと答えたCIOは1人もいなかった。

 大きく取り上げられているにもかかわらず、サービス指向アーキテクチャ(SOA)(20%)とビジネスインテリジェンス(20%)は技術投資の優先順位は依然として低かった。

 CIO Agendaの回答者の1人であり、サンダーランド市議会の情報通信の責任者であるSteve William氏は、「SOAは一部の組織には素晴らしいものだが、多くの組織には適合しないと考えている」と述べている。

 CIOの2008年の技術投資のリストの最下位に来たのはオープンソース、グリッド/ユーティリティコンピューティング、RFIDだ。

 ビジネス部門への好調な反応を反映し、2007年には2006年に続いてMicrosoftのWindows Vistaが「もっとも話題になっている技術」の中で大差をつけてトップとなり、これにユーティリティコンピューティング、iPhone、SOAが続いた。

 これに対し、2008年のもっとも話題になっている技術はグリーンITで、これに続いたのはウェブ2.0、ソーシャルネットワーキング、Mコマース、そして(今回も)Vistaだった。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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