売り手市場のDevOpsエンジニア--適切な人材を雇うための8つのベストプラクティス

Mary Shacklett (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎
2017-04-26 06:30:00
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2.適切なスキルを持つ人材を探す

 VMinstallのJoe Sanchez氏は、DevOpsエンジニアが持っているべき10のスキルについて語っている。Sanchez氏はまた、最高クラスのDevOpsエンジニアが持っているべきスキルはあまりにも幅広く、1人の人材がそれらをすべて身につけることは難しいとも述べている。Sanchez氏が挙げた技術面でのDevOpsのスキルには、システムの構築と運用のノウハウ、仮想化に関する経験、あらゆるITの専門分野について実際的な理解が持てるだけの幅広い経験、およびプロセスやアプリケーションを自動化するためのコードを書ける能力だ。またDevOpsエンジニアが身につけることが望ましい「ソフトスキル」として、他人とのコミュニケーション能力、サービス指向の考え方、および常に最終的なプロジェクトの価値について考える能力を挙げている。

3.適切な姿勢を持つ人材を探す

 DevOpsでは、従来の組織文化や、神聖視されていることも多い知識のタコツボ化を大きく変えることを求められるため、最高情報責任者(CIO)が組織にDevOpsを導入しようとすると、スタッフから抵抗を受ける可能性が高い。筆者の知人に、米国中西部にある大銀行のCIOがいるが、やはりこれを経験している。知人は6カ月間で優秀な部下を4人も失った。彼らは、互いに協力し合うDevOpsの環境になじむよりも、それまで20年間続けてきた慣習を維持するために、ほかの企業に移ることを選んだのだ。これは、知人にとって辛い時期だった。知人は辞めていった専門家がこなしていた日常業務の一部をフォローするためにコンサルタントを雇い、空いた職位を埋めるために求人を出さざるを得なかった。それにも関わらず、知人はこの状況を乗り越え、DevOpsへの転換を果たした。それ以降、その銀行ではエンドユーザーの満足度とアプリケーションの新規投入にかかる時間が劇的に改善した。

4.DevOpsエンジニアが集まる場所を見つける

 DevOpsの専門家は、ほかのIT専門家と同じように、アイデアを交換し、人的ネットワークを作るために、フォーラムやグループに参加していることが多い。LinkedInは、DevOpsエンジニアのたまり場になっている可能性が高いソーシャルメディアの1つだし、DevOps団体の地域の支部や、近くで開催されるDevOps関連のカンファレンスなどにも人材が集まっていることが多い。人材獲得のプレッシャーが強いなら、DevOpsエンジニアの人的ネットワークをたどるのが一番だ。これらのネットワークの一部は、自社のITスタッフによって育てることもできる。おそらく社内にも、どこにDevOpsエンジニアが集まるかを知っている人材がいるはずだ。あるいは、DevOps関連のグループやカンファレンス、ソーシャルメディアなどで探してみる手もある。

5.自前でエンジニアを育てる

 2016年にIndeedが実施したIT分野の雇用市場に関する調査によれば、DevOpsエンジニアはもっとも雇用が難しい職位だという。この状況は2017年になっても変わらない可能性が高い。CIOが採用すべきアプローチの1つは、社外からDevOpsエンジニアを雇用するだけでなく、近隣の大学と協力して、DevOps人材の育成プログラムを設けることだ。優秀な若い人材と知り合いになり、自社で雇用することで、それらの人材を優秀なDevOpsエンジニアに育てることができる。もう1つのアプローチは、すでに社内にいるITスタッフをよく調べることだろう。DevOpsに必要な技術的なスキルやコミュニケーション能力を持つ人材がいる可能性は高いし、それらの能力を育てる取り組みを行うこともできる。

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