マイクロソフト「.NET」のオープンソース化が意味する6のこと

Joe McKendrick (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル
2014-11-25 06:00:00
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 MicrosoftのApple「Mac OS X」についての発表はおそらく、.NETについての発表と同じくらい重要である。それは、Mac OS Xはエンタープライズコンピューティング環境の一部になっていることを認めるものだ。数年前のMac OSは、グラフィックアート専門マシンとして低く見られがちだった。

 開発者にとっては選択肢が増える。例えば、PaaS製品を提供するApprendaの最高経営責任者(CEO)Sinclair Schuller氏は、.NETのオープンソース化の発表は開発者にとって大きな意味があると考えている。同氏は、発表を受けて行った投稿で、.NETのクロスプラットフォーム化は、開発者にとって選択肢が増えることを意味すると示唆した。「.NET開発者は、より多くの場所で動くアプリをさらに開発できるようになる。それは、ランタイムや言語、スタックの間での競争が増えることを意味し、開発者の仕事の仕方の改善につながる。最終的には、開発者は、世界で最も優れたアプリ実行環境の1つである.NETを、世界で最も優れたサーバ用OSであるLinuxと融合させることによって、この世界の生活の質を高めることができるということになる」(Schuller氏)

 .NETは今では、多くの選択肢の1つに過ぎない。Microsoftの動きは、.NETがもはや、かつてのようにトップの地位を占めていないことを認めるものでもあるかもしれない。Jonathan Vanian記者がGigaOmで指摘するように、今の世代の開発者の間では.NET離れが進んでいる。「.NETをオープンソース化することで、Microsoftが大量のプログラマーを獲得できるという保障はない。ある意味では、自社の忠実な.NET開発者を新しいプラットフォームにさらすことで、Microsoftは危険な試みをしていると言える。そうしたプラットフォームには、.NETやほかのMicrosoftテクノロジには欠けていると彼らが感じるものがあるかもしれない」(Vanian氏)

 Platform as a Service(PaaS)を前進させる。PaaSが企業に食い込む中で、マルチプラットフォーム基盤を足場とすることがより容易になるだろう。「.NETのフルサポートがWindowsやLinux、Macのサポートを意味するようになることを考えれば、あるPaaSが完全に.NETサポートを実現することになれば、PaaSアーキテクチャの複雑さは高まるだろう。Linuxで利用可能なアプリケーションサービスもまた、Linux上で動く.NETアプリから簡単に使えるようになるかもしれない」(Schuller氏)

 独立したイノベーションの促進に役立つ。オープンソースがそのように呼ばれるのは、その基礎にあるソースコードの修正や書き直しをしてよいことになっているからだということを忘れてはならない。.NETの実装が新しい種類の機能向けにどう修正されるのかは興味深いところだ。われわれは、.NETをこれまで考えられなかったような場所で目にするようになるかもしれない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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