「OSS Radar Scope」公開--コミュニティの活動状況やリリース履歴などで評価

田中好伸 (編集部)
2012-12-25 14:22:00
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 SCSKは12月25日、オープンソースソフトウェア(OSS)を同じ物差しで評価、格付けする「OSS Radar Scope」を公開した。ウェブから収集できる客観的データに基づいている。

 OSS Radar Scopeは、SCSKが独自に考案した評価手法でOSSを格付けしており、評価手法も公開している。格付けの対象となるOSSは、プラットフォームやミドルウェア、ツール、アプリケーション、ライブラリ/フレームワークの5つの各分野から注目すべきOSSを102本選定している。

 評価は「計画的なバージョンアップを経ているOSSは良質のOSSである可能性が高い」「パッチリリースの頻度が高いOSSは良質のOSSである可能性が高い」「出版された書籍の冊数が多いOSSは良質のOSSである可能性が高い」などの仮説に基づいてレイティングしている。

 評価対象であるOSSはウェブから収集可能な(1)コミュニティの活動状況、(2)リリース履歴、(3)ドキュメント、(4)サポート情報、(5)関連出版物、(6)OSSプロジェクトの財務体質――という6つの客観的データを月次で収集し、毎月格付けする。結果はレーダーチャートで表示される。今後は、対象となるOSSを拡大するとともに、収集データの質の向上、レーダーチャートの機能充実など、仕組みを進化させていくとしている。

 OSSは現在一般的なものであり、ビジネスにも必要不可欠なものになりつつある。だが、OSSの活用では、一定の基準にしたがってOSSの選定が行われることは少ないのが現状だ。こうした状況に対して、SCSKはOSSの成熟度や品質、サービス、推進組織の安定性など“外から見て分かる”情報を集積し、透明性の高い基準で評価、格付けするものとしてOSS Radar Scopeを公開している。


12月段階で「FreeBSD」は3位、「Linux」は7位となっている
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