富士通、アプリケーションフレームワーク製品新版--クラウド対応を強化

田中好伸 (編集部)
2012-04-16 16:18:00
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 富士通は4月16日、アプリケーションフレームワーク製品の新版となる「INTARFRM Rapid Edition V4」の販売を開始した。4月末から出荷する。

 富士通はアプリケーションの設計や開発、実行、保守などの機能で構成されるアプリケーションフレームワーク「INTARFRM」シリーズを2010年から提供。今回、機動力重視型と位置付ける「INTARFRM Rapid Edition」の機能を拡張させている。

 INTARFRM Rapid Edition V4では、データベース(DB)の接続情報やログの出力先情報などの環境に依存して変更される情報、画面表示用語や入力項目の種別情報など業務仕様変更の可能性が高い情報を外部ファイルで管理する仕組みを取っている。ソースコードを修正することなく、アプリケーションの動作を変更できるという。

 専用の編集画面で簡単にアプリケーション画面のレイアウトを変更できるセルフカスタマイズ機能も搭載している。従来必要だったソースコードの修正やコンパイル、実行モジュールの配備といった専門のスキルが必要な作業が不要になるとしている。

 新版では、画面や業務ロジック、DBアクセスからなるアプリケーション構造を、データ処理のプロセスごとに階層化している。最小限必要な個所だけの修正で対応できるようになっており、修正時の影響範囲を極小化できるという。フロントとサーバ間の通信インターフェースを公開したことで、スマートフォンやタブレット端末といった技術進化が早いフロント技術に対応したアプリケーションをタイムリーに開発できるとしている。

 INTARFRM Rapid Edition V4は、富士通のPaaS「FGCP/A5 Powered by Windows Azure」にも対応している。ユーザー企業はクラウド上でもセキュアなWindowsアプリケーションを容易に開発できるという。クラウド環境では一般にローカルファイルへのデータ書き込みができないが、新版では通常ローカルファイルで管理するログ情報などをクラウド上のDBで管理できるようにしている。

 新版では、「.NET Framework」に対応する統合開発環境(IDE)「Visual Studio 2010」との連携も強化されている。使い慣れたVisual Studio上で、外部ファイルの呼び出しやひな型のソースコードの自動生成などのINTARFRMの機能を利用でき、アプリケーションの開発や変更を効率的に展開できるという。

 税別価格は「INTARFRM Development Facility Rapid Edition V4」が12万円、「INTARFRM Runtime Rapid Edition V4」が30万円から、「INTARFRM Runtime on Cloud Rapid Edition V4」が30万円から。

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