Why Delphi?--3DリアルタイムVRソフトのフォーラムエイトに聞く

海上忍
2010-08-11 21:03:07
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 古くからDelphiを利用してバーチャルリアリティ関連ソフトを開発するフォーラムエイト(FORUM 8)は、昨年エンバカデロ・テクノロジーズとパートナー契約を締結し、Delphi製品とともに同社製SDKの販売も開始している。自社業務システムの一部もDelphiで構築するなど、日本屈指のDelphiデベロッパーとして自他ともに認められる存在だ。

 なぜDelphiを使い続けるのか?――今回、フォーラムエイト UC-win/UC-1システム開発Group主事の宮本卓也氏と、東京本社営業Group長の松田克己氏に「Why Delphi?」の理由を聞いた。

宮本卓也 フォーラムエイト社 UC-win/UC-1システム開発Group主事の宮本卓也氏

海上:御社の業務内容について教えてください。

松田:1987年設立の、技術計算ソフトを中心に展開するソフトベンダーです。特に土木建設業向けパッケージソフトに強みを持ち、設計支援ソフト「UC-1シリーズ」の国内シェアは54%以上で業界トップに位置しています(※1)。販売しているパッケージソフトの9割以上は自社開発で、残りは海外で開発したものを日本語ローカライズしています。

※1:@niftyの建設ポータルサイト「C-PAS」(現在は閉鎖)で2005年に実施した「ソフトウエア動向調査」の結果

海上:どのような開発体制を敷いていますか?

宮本:FORUM 8には80名以上の開発者が在籍し、うち東京本社に約40名、宮崎支社に約40名が勤務しています。クライアントからの受託案件など例外はありますが、社内製品はすべてDelphiで開発されていまして、開発メンバー全員がDelphiの技術者です。いち企業が抱えるDelphiプログラマーの数でいえば、おそらく日本一でしょう。入社時点では他の言語に親しんでいた者も、研修などを経てDelphiプログラマーへと成長していきます。

海上:どのような経緯でDelphiを採用したのでしょうか?

宮本:もともとPC向けパッケージソフト開発は、FORTRANとBASICで開発していましたが、CAD対応など高負荷な処理を行う必要上からC言語に切り替えました。しかし、GUIの部分、特にフォーム関連の実装で作業量が増えてしまい、これを解決したいと考えるようになりました。そこにDelphiが現れたのです。生成されるコードが高速なうえにGUIを実装しやすく、ランタイムも不要ということで、全社をあげてDelphiを採用することになりました。Visual Basicも候補に上がりましたが、ランタイムが必要ですからね。

海上:「UC-win/Road」について教えてください。

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