「Fink」を使った、Macへのオープンソースソフトウェアのインストール

文:Vincent Danen(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2010-03-24 07:00:00
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 Linuxを使っていた筆者が、Mac OS Xに興味を惹かれ、使ってみようと思い立ったのは、このOSがBSD系のUNIXコアを採用しているためであった。これによって使い慣れた多くのLinuxアプリケーションを使用することができ、また使い慣れているが故にさまざまな設定変更もできるというわけである。もちろん、Mac OS XとLinuxは同じものではないため、Mac OS Xを使い始めて間もない頃には、オープンソースソフトウェアのビルドに苦労させられることもあった。

 MacPortsFinkといったシステムは、LinuxやFreeBSDを使っている時と同じ感覚で、Mac OS Xにオープンソースソフトウェアのインストールを行えるようにすることを目的として開発されたものである。これら2つのシステムのうち、筆者はFinkを愛用している。というのも、パッケージの管理にapt-getやDebianのdpkgといった馴染みのあるツールが採用されているためである。Finkがこういったツールを採用することにより、コンパイル済みのバイナリから迅速なインストールを行えるようになるだけでなく、ソースからのビルドもfinkという独自のビルドツールによって行えるようになっている。そしてfinkの出力は、Debianのapt-getに引渡すことのできるパッケージ形式になっているため、apt-getを使ってインストール済みのソフトウェアを管理することができる。

 Finkのインストールはとても簡単だ。ただし、AppleのXcodeという開発環境がインストールされていなければならない。Xcodeをインストールした後は、tarball形式になっているfinkのソースをダウンロードし、以下のコマンドを実行してほしい。

$ tar xvzf fink-0.29.10.tar.gz

$ cd fink-0.29.10

$ ./bootstrap

$ /sw/bin/pathsetup.sh

 これによって、実際に動作するFink環境が構築される。なお、ミラーやプロキシなどに関する情報については、構築中に詳しい選択肢が提示されるようになっている。

 ここまでの手順を終えたのであれば、以下のコマンドを実行し、Finkにパッケージ情報の更新を行わせることになる。

$ sudo fink selfupdate

 次に、設定プロセスを再度実行する。これにより、stableリポジトリよりもはるかに多くのパッケージが収録されているunstableリポジトリを使えるようになる。

$ sudo fink configure

$ sudo fink selfupdate

$ sudo fink update-all

 上記の3つのコマンドを実行することで、最新のFinkの基本環境が構築される。筆者はLinuxを主に使用してきたため、lsやcpをはじめとする一般的なコマンドは、Mac OS Xに搭載されているBSD系のものよりもGNU系のものの方に慣れ親しんでいる。Finkのバイナリはパス定義の先頭部分で指定されていることから(pathsetup.shスクリプトによって環境変数$PATHが変更される)、Finkを用いてcoreutilsパッケージをインストールすることで、筆者の愛用しているGNU系の基本ツールが利用できるようになる。

$ sudo install coreutils
  • コメント(1件)
#1 anonymous   2010-03-28 07:40:01
dpkg -l:インストールされているすべてのパッケージを一覧で表示する。

dpkg でもいいですが、 fink list -i の方がおすすめです。
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