「Windows 7」vs「Ubuntu 9.10」-- 図解比較ガイド
オフィスプログラム
Ubuntu 9.10には、生産性ツールスイートとしてOpenOffice.orgが同梱されている。
Windows 7ユーザーはMicrosoft Office製品を追加購入する必要がある。
他のLinuxディストリビューションと同じようにUbuntu 9.10にもOpenOffice.orgスイートがバンドルされており、ワードプロセッサや表計算ソフト、プレゼンテーション資料作成ツール、データベースなどが搭載されている。OpenOffice.orgは無償で入手できるが、Microsoft Officeの主な機能のほとんどを持っており、言語や文書フォーマットの対応範囲も同じだ。このため、Ubuntu 9.10ユーザーは、Microsoft Office製品のユーザーと協働したり情報を共有したりすることができる。
残念なことに、Microsoft OfficeはWindows 7に標準添付されておらず、追加費用が発生する。これは特に小規模な事業者にとっては大きな出費だ。無償のOpenOffice.orgはWindows上でも使えるが、大半の事業者は現在もMicrosoft Officeスイートを選択する。その理由はユーザーが一番慣れ親しんでいる製品であることや、Eメールやコラボレーション用のクライアントソフトOutlookがついてくることだ。
Eメール関連
Ubuntuに搭載されているEメールやカレンダーなどの機能を持つEvolutionはExchange環境用に設定できるが、OutlookからEvolutionへはシームレスに移行できるわけではない。
Exchange Serverのデファクト標準クライアントソフトであるOutlookの存在は、多くの企業が今なおWindowsにこだわり続ける理由になっている。
Eメールはビジネスユーザーに関して言えばキラーアプリケーションの1つで、Outlookに対応していることが、企業がWindowsプラットフォームを採用しつづける主な理由の1つだ。Outlookの主な利点は、MicrosoftのExchange Serverとシームレスに連携し、Eメールの送受信だけでなく、連絡先情報やカレンダーを共有したり、他のOutlookユーザーと協働したりすることができることだ。Ubuntuに搭載されているEメールクライアントEvolutionは、同様の基本的な機能セットを提供しており、Exchangeと連携させることもできるが、Exchangeのバージョンによっては連携できず、またOutlookで使える機能が使えないこともある。
Exchangeにウェブからアクセスすることはどちらのプラットフォームからでも可能だが、Outlookユーザーが使う場合に最適なのはMicrosoftのInternet Explorerだ。
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