オープンソースをライセンス的に正しくつかうための11のチェックポイント

冨田秀継(編集部)
2009-01-27 21:12:01
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 「オープンソースカンファレンス2009 Sendai」が1月24日、宮城県仙台市の東北電子専門学校で開催された。公式サイトのタイトルには「来ないとお仕置きだっちゃ☆」との追記が見えるが、アットホームな雰囲気の中で進行するカンファレンスであった。

 本稿では、NEC OSSプラットフォーム開発本部 エキスパートの姉崎章博氏による講演「OSSをライセンス的に正しく使う/プロプラだけの製品とするための11のチェックポイント」を紹介する。なお、特に断りがない限り、全て日本の著作権法について説明している。

オープンソースソフトウェアをライセンス的に正しく使うために

 姉崎氏が挙げたチェックポイントは次の11点。

  1. その社製プログラム、すべて自社の著作物ですか?
  2. 商用プログラムを同梱している場合、必要な手続きはお済みですか?
  3. 他人の著作物を使用していないことを確認するためコード検査をしていますか?
  4. OSSの「使用」、つまり、一部ソース流用も含め、OSSを一切同梱していないですか?
  5. 単なる同梱でもOSSの「利用」です。ライセンスを遵守していますか?
  6. BSDタイプのOSSライセンスでも許諾要件があります。要件を満たしていますか?
  7. GPL/LGPL/MPLタイプのOSSはソース開示していますか?
  8. LGPL OSS機能の利用プログラムのリバースエンジニアリングを許可していますか?
  9. GPLタイプOSS機能の利用プログラムのソースを開示していますか?
  10. 遵守しやすいように、ライセンスごとに分けたプログラム構造、物件管理をしていますか?
  11. 利用するOSSに還元していますか?

 姉崎氏は「1~9までは必須(の対応)です。10と11はやってくれたらベター」と語っているほか、「問題が起こることの少ない、6のようなBSDタイプをチェックする必要もある」と指摘している。

1. その社製プログラム、すべて自社の著作物ですか?

姉崎章博氏 姉崎章博氏

 コンピュータプログラムは、著作権法で保護される著作物のひとつだ。著作物には、小説、論文、音楽、絵画、映画、写真などがある。

 その著作権に含まれる権利には、複製権や譲渡権、公衆送信権があるが、その中には二次的著作物の利用に関する原作者の権利も含まれる。二次的著作物に対する権利は「映画に対する原作があるなら、原作に対する許可がいるよ」(同)とでもいえよう。そして、映画と同様、著作物として保護されるコンピュータプログラムにも、この権利が適用されることになる。

 そのため、姉崎氏は「オープンソースソフトウェアは単に、自由に使えるものではない」「オープンソースソフトウェアにはOSSライセンスと総称されるライセンスがある」と語る。著作権がない、もしくは失効した許諾不要のパブリックドメインソフトウェアとは異なるのだ。

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