イケてる勉強会が知識とノウハウの価値高める--Ruby Business Commons会長

大川淳
2008-12-03 22:00:01
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ビジネスへの応用こそ重視すべき

 このコミュニティは、技術の習得だけでなく、ビジネスへの応用も重視していることが大きな特徴。そのため、RBCでは偶数月に「イケテル"ビジネス"研究会」を開催している。

 さまざまな職種に従事している参加者が5人1組で利害が対立する「チーム」を複数つくり、テーマを決めて作戦を立案する。その後で「敵方」と交渉、プレゼンして最後には専門家に講評してもらう。

 「リアルに近い交渉ができ、かなりいいアイデアが出ている」のが現状で、現在は福岡だけで行っているが、来年には東京でも開始する。

 これらの勉強会への参加者は、東京ではエンジニアの比率が高い。しかし、地方都市では非ソフトウェア従事者の方が高いという。

 なぜ、地方で、よりRubyが求められるのか――最首氏は「地方ではハコモノではなく、人に投資しようという気運が高くなってきた。インターネットの発展により、世界中に向けて情報を発信したり、モノを売ったり買ったり、人との交流を深めたりできるようになった。地方にはさまざまなコンテンツがあるのだが、インターネットを活用すれば比較的小さな資本でも一定の結果を出せる。地方にも可能性がある」との背景があるのではないかと分析。「Ruby」による「innovation」、「Rubinnovation」という概念を提唱している。

 福岡県では今年8月に福岡Rubyビジネス拠点推進会議(F-Ruby)を設立した。日本発のRubyを核として、産学官が手を結び、RBCの活動とも連携してRubyを活用した企業活動を積極的に支援する。同県のソフトウェア産業の興隆を目指し、名誉会長には福岡県知事の麻生渡氏が就任している。 

東京と福岡、発想に決定的な差異

 勉強会の雰囲気は「東京と福岡で決定的な違いがある」と最首氏は語る。

 「東京はまじめで技術そのものへの関心が高いが、福岡では技術を道具として捉える、柔軟な発想の人が多い。彼らのもっているセンスを活かすと、おもしろいことができる」

 最首氏は「これは楽天に期待していることでもあるが、少ない資本でさまざまな発想や知恵を発揮することができる場がもっとあればよい。地域の活動と企業が連携していけば、企業だけでは実現できない価値を生み出すことが可能になる。われわれもできることがあればやっていきたい」と述べ、講演を結んだ。

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