CodeGearが.NET開発製品を計画--DatabaseGear技術との相乗効果も狙う

杉山貴章(オングス)
2008-09-22 19:59:01
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 エンバカデロ・テクノロジーズは、開発者向けのイベント「第10回エンバカデロ・デベロッパーキャンプ」を開催した。本稿では「CodeGearとDatabaseGearは「ゆるやかな連携」から始める--エンバカデロ」に引き続き、Embarcadero TechnologiesでDelphiプロダクトマネージャーを務めるNick Hodges氏によるジェネラルセッションの様子をお伝えする。

Embarcadero TechnologiesのDelphiプロダクトマネージャー Nick Hodges氏 Embarcadero TechnologiesのDelphiプロダクトマネージャー Nick Hodges氏

さらに進化したDelphi 2009 / C++Builder 2009

 Hodges氏はまず、8月26日にリリースされたWindowsプラットフォーム向け開発ツールの最新版「Delphi 2009」「C++Builder」の概要を紹介した。

 これらの製品は「Tiburon」というコードネームで開発が進められていたCodeGear製品であり、マーケットのニーズに応えるため以下の4つの点に特にフォーカスを当てて開発したとHodges氏は語っている。

  • 国際化:Unicodeサポート、ローカライゼーションツールの強化
  • ネイティブアプリケーション開発:高性能なWin32ネイティブコンパイラ
  • 新しいテクノロジー
  • 環境への対応:Windows Vista / Windows Server 2008のサポート、リボンコントロールを含む新しいVCLコンポーネント、新しい多層データベースアプリケーションフレームワーク
  • 開発生産性:IDEの機能拡張、言語とライブラリの強化

 言語およびライブラリの強化点としては、Delphiにおけるジェネリクスや無名メソッドサポート、C++Buiderにおける次世代C++標準「C++0x」の早期サポート、Delphiとの互換性の強化などが挙げられた。

 そのほかに、パフォーマンスやインストールスピードの大幅な改善、ドキュメントの改善、RTL(RunTime Library)の強化なども行われているという。上記内容に関しては「Windows向けRADツールの最新版:「Delphi 2009」「C++Builder 2009」も参照にしていただきたい。

 Hodges氏は、Delphiについて「高性能なWindowsネイティブアプリケーションを迅速に開発することができるツール」だと表現している。また、C++Builderについては「C/C++言語とライブラリの持つパワーを最大限に引き出す世界で唯一のC++RADツール」だと語る。

 ネイティブと言ってもスタンドアロン環境だけでなく、マルチティアのアプリケーション開発も幅広くカバーしており、さらにはDatabaseGear製品との連携によって高度なデータベースモデリングまでサポートするようになった。

 製品ラインナップとしては、ローカルデータベースへの接続性を担保にしたデスクトップアプリケーション開発向けの「Professional Edition」、リモート環境で多層データベースを利用するアプリケーション開発向けの「Enterprise Edition」、そして高度なデータベースモデリングやUMLモデリングをサポートする「Architect Edition」の3通りが用意されている。

 Artitect EditionにはDatabaseGear製品である「ER/Studio」のアプリケーション開発者向けサブセットが含まれるとのこと。また、DelphiとC++Builderをセットにしたバンドル版も提供される。

Delphi/C++Builderの今後

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