CodeGearとDatabaseGearは「ゆるやかな連携」から始める--エンバカデロ

杉山貴章(オングス)
2008-09-22 18:05:01
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CodeBase製品に加えてDatabaseGear製品の展開にも注力

 まず、すでに日本での提供が開始されているものに「ER/Studio」がある。これはデータモデリングおよびデータアーキテクチャツールであり、データベースアプリケーションの論理モデルや物理モデルの分析、設計、作成、管理をサポートする。先月リリースされたDelphi 2009およびC++Builder 2009のArchitect Editionには、ER/Studioの開発者向けサブセットが含まれている。

 開発フェイズをサポートする製品としては、「Power SQL」と「Rapid SQL」がある。Power SQLはアプリケーション開発者向けのSQL開発ツールであり、データソース管理やコードアシスト機能などを備えたEclipseベースのIDEとなっている。それに対してRapid SQLはビジュアルなSQL開発環境で、リッチなインタフェースによって迅速なSQL開発を実現するという。

 運用フェイズに対しては「DBArtisan」「Change Manager」「DB Optimizer」という3製品がある。DBArtisanはクロスプラットフォーム環境に対応した運用管理ソリューションで、データベースの可用性の確保、パフォーマンスの向上、セキュリティなど、「データベース管理に関する一連のタスクを全てサポートする製品」(藤井氏)とのこと。

 Change Managerはデータベースの変更管理を包括的にサポートするソリューション。現在はSOX法などの関連からデータベースの変更を適切に管理する必要性が生じており、市場のニーズが高い分野だという。

 DB Optimizerはその名の通り、データベースの最適化ツールだ。同製品ではデータベースのパフォーマンスを分析してグラフィカルに表示した上で、特定のSQL文の実行統計を詳細に診断することが可能。そして修正候補として様々なパターンを検証し最適化を実現する。

 エンバカデロの今後の課題は、これらのDatabaseGear製品をCodeGear製品と連携させ、より多くのメリットを提供することにある。藤井氏によれば、この取り組みは次の3段階に分けて行っていくとのこと。

  • 第1フェイズ:製品バンドルなど、CodeGear製品とDatabaseGear製品のゆるやかな連携
  • 第2フェイズ:両製品の補完性のあるソリューションの提供
  • 第3フェイズ:両製品の緊密な統合、特定製品と他の製品機能の統合、開発スタイルを大幅に変革するイノベーション

 もちろん、現在はまだ第1フェイズの段階である。今後、より緊密な連携のかたちについて検討していくという。エンバカデロのチャレンジはまだ始まったばかりだが、大きな可能性を感じさせてくれるセッションだった。

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