CodeGearの3rdRailはRails特化のシェルとなるか

杉山貴章(オングス)
2008-02-20 16:00:00
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 今年前半にリリース予定となっているJBuilderの次期バージョン(開発コードBonanza)において、まずモジュールの作成や利用といったコアとなる機能が実装されるという。モジュールのブラウジング機能としてはRSSプロトコルがサポートされ、XMLで管理されたモジュール情報を容易に検索・閲覧できるようになる。

 「Applocation Factoriesの主要な目的は、現在あるナレッジを捕捉して再利用につなげるということです。従来はこれをソースコードにタグ付けするなどして手動で行っていましたが、Applocation Factoriesでは開発環境の中で全て自動で行われます。開発者が加えた変更に対する情報も蓄積されていきます。将来的にはこの機能によって開発環境内にファクトリーのマーケットプレイスのようなものを構築できるようにしたいと考えています」(Intersimone氏)

 もともとApplocation Factoriesのアイデアは、多様化するフレームワークやライブラリをより簡単に使えるようにするという目的から生まれたという。

 Javaアプリケーションの開発現場では、プロジェクトを開始するにあたって使用するフレームワークやライブラリの選択を迫られるといった状況が多くみられた。Applocation Factoriesでは開発環境内に自動でナレッジを蓄積することで、フレームワークの選択ではなく、どんな機能を実現したいかという視点から開発を進めることが可能になるとIntersimone氏は語る。

David Intersimone氏 David Intersimone氏

 「Application Factoriesではアプリケーション中心の開発を行うことができます。とは言っても、フレームワークそのものが無くなるわけではなく、再利用可能な形にパッケージングするということなので、開発者は使い慣れたフレームワークを手放す必要はありません。Application Factoriesの特徴は、過去の資産からすぐに使えるアプリケーションを構築できることです。そしてそれをカスタマイズする形で目的のアプリケーションを作成します。されに、作成されたアプリケーションを再利用可能な形に再度パッケージングすることができます。フレームワークの上に新しいアブストラクションを作るというものではなく、あくまでも開発者が作ったものを再利用・ナビゲーションできるようにする仕組みなのです」(Intersimone氏)

 David Intersimone氏は、この機能のメリットを特に強く享受できる最初のターゲットとして、複数のプロジェクトを抱える大手企業や、複数の顧客に対して似たような開発を何度も行うSIer、コンサルティング会社を挙げている。その他、オープンソースプロジェクトに対してソースコードを提供する際にも、このような再利用可能なモジュールを使うメリットがあるのではないかと語っている。また、Application Factoriesの構想はJavaに限定されたものではないため、将来的に他の言語の開発環境にも導入していく考えがあるとのことだ。

David I「毎日プログラミングしなさい」

 最後に、Intersimone氏より日本の開発者に向けて次のようなメッセージを頂いた。

 「毎日プログラミングしなさい。そして毎日ソースコードを読みなさい。自分の得た経験については会話やブログなどを通じて共有し、我々全員がもっといいプログラマになれるように協力しましょう。Rubyに関してですが、日本で作られ世界で評価されている現状はとても素晴らしいことなので、それをまず認識して欲しいです。そして、Railsなどの優れたフレームワークを使うことでさらに生産性が上がるということも知って頂きたいと思います」

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