オープンソースのウェブアプリケーション構築ツールDotNetNukeの紹介

文:Tony Patton(TechRepublic) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008-02-13 08:00:00
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 いくつかのHTMLページに少し手を加えることでウェブアプリケーションを迅速に構築できる時代は終わった。今や、アプリケーションはバックエンドのデータソースと統合されたセキュリティに依存しており、ユーザーはパワフルなインタフェースを期待するようになっている。オープンソースのDotNetNukeフレームワーク(日本のユーザー会はここ)を使うことで、枠にとらわれないソリューションによってパワフルなウェブアプリケーションを構築することができるようになる。

DotNetNukeで提供されているもの

 DotNetNukeは元々、コンテンツ管理システム(CMS)として開発されたが、どのようなタイプのウェブアプリケーションにも用いることができる基盤へと早い段階で進化した。以下に、このフレームワークで提供されているものを簡単に紹介している。

モジュール

 DotNetNukeでは、堅牢なアプリケーションを構築するための機能が豊富に用意されている。基本的な機能モジュールとして、Account LoginやAnnouncements、Banners、Blog、Contacts、Discussion、Documents、News Feeds、XML/XSL、Links、Image、Text/HTMLといったものがある。こういったモジュールを用いることで、ほとんどのアプリケーションが持つニーズを満たせるだけではなく、ユーザー要求を満足させる機能をサイトに迅速に追加することができる。そして、モジュールはウェブベースの管理インタフェースを用いることでサイトに追加したり、編集したりすることができる。また、このインタフェースを用いることで、DotNetNukeのすべての機能を操作することができる。

セキュリティ

 DotNetNukeは堅牢なセキュリティアーキテクチャを備えている。組み込みのセキュリティ管理ページでは、リソースを閲覧できるユーザーと、編集できるユーザーをそれぞれ管理できるようになっている。これによって例えば、公開領域をすべてのユーザーに開放したり、特定のユーザーしかアクセスできない保護領域を指定したりすることも可能になる。

スキン

 DotNetNukeを使ったサイトのルックアンドフィールは、スキンを用いてコントロールすることができる。つまり、必要に応じてスキンを変更することにより、サイトの見た目を簡単に変更することができる。HTMLを記述できる人であれば誰でもスキンを作成することができるだろう。CSSのスタイルシートを用いて個々のモジュールを微調整することで、細かい制御も可能となっている。

監視

 ウェブアプリケーションの日々の監視を無視するわけにはいかない。DotNetNukeではイベントログを提供しているため、サイトのアクティビティや問題のスナップショットをすぐにチェックできるようになっている。

フレームワークの拡張

 DotNetNukeのプラットフォームは完全に拡張可能なものとなっている。モジュールによってこういった機能拡張が可能になっているのだ。そしてDotNetNukeでは、モジュールを開発することで拡張できるプラグイン可能なフレームワークが提供されている。こういったモジュールは、.NETがサポートしている言語であればどのようなものを用いても開発することができる。

 あなたのニーズを満足するためにカスタムモジュールを開発することも可能である。また、サードパーティによって提供されているモジュールも多数存在している。DotNetNuke Marketplaceは、購入可能なサードパーティ製のアドオンを見つけるのに最適なサイトである。なお、無償のアドオンをオンラインで検索してみるのもよいだろう。

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