SCSKの超高速アプリ開発基盤FastAPPが「Oracle Java Cloud Service」を正式サポート。その狙いは?

Oracle Java & Developers編集部
2017-02-06 11:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Oracle Java Cloud Serviceなら、"超高速開発"のメリットがさらに生かせる

 FastAPPのアプリケーション・プラットフォームは、Java EEをベースに構築されている。そのため、Java EEに対応したアプリケーション・サーバであれば、Oracle WebLogic Serverをはじめ、さまざまなアプリケーション・サーバ上で動作させることができる。

 「FastAPPでは、アプリケーション・サーバとデータベースのいずれについても、お客様の環境に応じて柔軟に選択することができます。特にOracle WebLogic Serverについては、Java EE対応アプリケーション・サーバのデファクト・スタンダートな製品であり、企業システムで安心してお使いいただくために、正式サポートのための検証を重ねました」(根本氏)

 さらに、FastAPPではオンプレミスのOracle WebLogic Serverに加えて、同サーバのクラウド版であるOracle Java Cloud Serviceも正式にサポートした。FastAPPが正式対応するクラウド・サービスとしては、SCSKが提供するマネージド・クラウド「USiZE」のほか、「Microsoft Azure」、「Amazon Web Service」などがあるが、これらが基本的にIaaSベースであるのに対して、Oracle Java Cloud ServiceはOracle WebLogic Serverを含むPaaSとして提供されている点が大きく異なる。


SCSK ソリューション事業部門 AMO第二事業本部先進開発部 企画開発課 シニアITアーキテクトの堀井大砂氏

 Oracle Java Cloud Service上でのFastAPPの動作検証を担当したSCSKの堀井大砂氏(ソリューション事業部門 AMO第二事業本部 先進開発部 企画開発課 シニアITアーキテクト)は、Oracle Java Cloud ServiceにおけるFastAPPのサポートについて、バックエンドのデータベースとの接続方法が大きく簡素化されているなど独特な部分もあるが、特に問題なくアプリケーションをデプロイして動作させることができたと話す。

 「FastAPPはJava EEに準拠したフレームワークであり、Java EE対応アプリケーション・サーバ間で高いポータビリティを備えています。もちろん、Oracle WebLogic ServerのPaaSであるOracle Java Cloud Serviceについても同様です。加えて、Oracle Java Cloud Serviceはオンプレミスと比較して環境構築が非常にスピーディに行えるため、同サービスを利用すれば、超高速開発プラットフォームとしてのFastAPPのメリットをさらに生かすことができます」(堀井氏)

強固な安定性、可用性、堅牢性に加えて"豊富なシステム連携機能"がOracle Java Cloud Serviceの魅力

 SCSKでは、FastAPPにおけるOracle Java Cloud Serviceの正式サポートは、業務システムに求められる安定性や可用性、堅牢性を確保しつつ、パブリック・クラウド上でアプリケーションを運用したいと考える企業にとって極めて魅力的な選択肢になると考えている。

 「オラクルには、パブリック・クラウドの世界においても、引き続きミッション・クリティカルな用途に堪えるプラットフォームの提供を期待しています。業務アプリケーションに安定性や可用性、堅牢性を求めるお客様の場合、たとえ少し費用が高くても、一般的なパブリック・クラウドとオープンソース・プロダクトの組み合わせよりもOracle Java Cloud Serviceを使いたいと考える場合が多いでしょう。FastAPPでOracle Java Cloud Serviceをサポートしたのは、まさにそうしたご要望に応えるためです」(根本氏)

 また、Oracle Java Cloud Serviceは、他のクラウド・サービスにはない優位性も数多く備えている。その1つが、Oracle Cloud上で提供される他のPaaSやSaaS、さらにはオンプレミスで運用されているオラクル製品との連携が容易に行える点だ。加えて、Oracle Cloudで提供されるシステム連携サービス「Oracle Integration Cloud Service」を使えば、オラクルの製品/サービスだけでなく、SAPやSalesforce.comなど他社パッケージ製品やクラウド・サービスとのリアルタイムなシステム連携を実現することもできる。

 「今後、お客様が運用する他の基幹業務システムとOracle Java Cloud Service上のFastAPPとの連携についても積極的に検討していきます。特にERPに関してはSAPやOracle E-Business Suiteを主な対象に、バッチ転送だけでなくAPIベースでの連携などにも対応できるよう機能を充実させていきたいですね」(堀井氏)


※クリックすると拡大画像が見られます

 SCSKでは、FastAPPを用いて構築した「企業情報ポータル」や「案件管理(営業支援システム)」、「予約管理」といった汎用性の高い業務アプリケーションやテンプレート群をマーケット・プレース「FastAPPマーケット」で販売している。今後は、このマーケット・プレースにおいて、Oracle Cloudと他のシステム/サービスとの高度な連携を可能にするアプリケーションが提供される可能性もあるだろう。

 一方、堀井氏はOracle Cloudの今後の機能強化にも期待していると話す。

 「Oracle Cloudには、今後もオラクルが開発する新技術が次々に提供され、それを企業がすぐに試したり、活用できたりするようになることを期待しています。例えば、AI(人工知能)などの仕組みが使えるようになれば、それをOracle Java Cloud Service上のFastAPPと連携させ、お客様が新技術の恩恵をすぐに享受できるようなアプリケーションを提供することも可能になるでしょう」(堀井氏)

 導入スピードとコスト・パフォーマンスに優れ、企業アプリケーションを安心して運用できるOracle Java Cloud Serviceと、業務アプリケーションをノンコーディングでスピーディに開発できるFastAPP──これらを組み合わせて活用することで、企業はビジネス環境の変化に俊敏に対応しながら、信頼性の高い企業プラットフォームの上で必要なアプリケーションを迅速に開発/展開していくことが可能となるのだ。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]