クラウド・ネイティブな開発から既存アプリケーションのモダナイズまで、企業のクラウド活用を包括的に支援するOracle Cloud Platform

Oracle Java & Developers編集部
2017-02-01 11:00:00
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Oracle Cloud Platformには、DevOpsやマイクロサービスを取り入れたクラウド・ネイティブなアプリケーション開発から既存システムのクラウド化まで、アプリケーション開発に対する企業の多様なニーズに応えるサービスが各種用意されている。

イノベーティブなソフトウェア開発から既存アプリのモダナイズまで、全てのニーズに対応するOracle Cloud Platform


日本オラクル クラウド・テクノロジー事業統括 Fusion Middleware事業本部 副事業本部長の古手川忠久氏

 オラクルが提供するパブリッククラウド「Oracle Cloud Platform」の特徴の1つは、大規模なエンタープライズ・アプリケーションから、昨今、急速に需要が高まっているマイクロサービス型のアプリケーションまで、多様なアプリケーション開発スタイルに対応していることだ。日本オラクルが2016年12月に開催したセミナー「Javaで創るクラウド時代のエンタープライズ開発 ~マイクロサービス、DevOpsとJavaの最新動向~」では、企業アプリケーションの開発/運用フェーズで利用できるOracle Cloud Platformの各サービスの特徴や活用法を、日本オラクルの古手川忠久氏(クラウド・テクノロジー事業統括 Fusion Middleware事業本部 副事業本部長)が解説した。

 古手川氏によれば、今日の企業で利用されているソフトウェアは、大きく次の3種類に分類される。

  • 次のビジネスを追求するための「イノベーション・ソフトウェア」
  • 現在のビジネスを支えるための「差別化ソフトウェア」
  • これまでの運用を持続するための「コアソフトウェア」

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 この分類に関してご注意いただきたいのは、いずれか1つが理想的ということではなく、それぞれに異なる役割と特性を持つということだ。したがって、アプリケーションを開発/運用する際には、その特性に基づいて適切な選択を行えるかどうかが重要になる。

 このことも踏まえ、Oracle Cloud Platformにはクラウドの活用に向けた3つのパスが用意されているという。1つ目はIaaSへの移行パス、2つ目はPaaSに向けたモダナイズのパス、そして3つ目がクラウド・ネイティブなアプリケーションの新規開発だ。これらの活用のステップは順不同であり、企業は自社の状況に応じたパスから取り組めばよい。


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 Oracle Cloud Platformは、上記3つのパスによるアプリケーション開発を支援するクラウド・プラットフォームであり、顧客のあらゆるニーズに対応できるよう、多様なサービスを包括的に提供している。


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 古手川氏のセッションでは、上記のうち次の2つの開発アプローチの具体例がデモを交えて紹介された。

  • クラウド・ネイティブなアプリケーションの開発
  • 既存アプリケーションのモダナイゼーション

クラウド・ネイティブ・アプリケーションの開発から運用までを包括的にサポート

 まずクラウド・ネイティブなアプリケーション開発では、より多くの機能をより簡単に実装し、よりスピーディに市場に投入していく必要がある。次に示す図は、その中で求められる要件をまとめたものだ。


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 各要件の右上に記したものが、その要件に対応するOracle Cloud Platformのサービスである。例えば、図中の「Application Container CS(Oracle Application Container Cloud Service)」とは、クラウド・ネイティブな開発を支援するコンテナ・ベースのプラットフォームだ。DevOpsの自動化やDockerベースのアーキテクチャ、REST APIのサポートなど、クラウド上でのアプリケーション開発/運用を前提にした仕様となっている。


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 「Developer CS(Oracle Developer Cloud Service)」は、継続的インテグレーション(CI)や継続的デリバリー(CD)、アジャイル開発を促進するクラウド・サービスである。ソースコードのバージョン管理や課題管理、チーム内のコラボレーション・ツール、CI/DIツールなどが統合された包括的なDevOpsプラットフォームを提供する。


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 「Management CS(Oracle Management Cloud Service)」を構成するサービスの1つである「Application Performance Monitoring Cloud Service」は、アプリケーションのパフォーマンスをエンド・ツー・エンドで可視化する。このサービスを使い、アプリケーションのレスポンスを監視/分析することで、性能上の問題を早期に見つけ、改善していくことが可能となる。


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 フロントエンドの開発は「Oracle JET(JavaScript Extension Toolkit)」を使って行う。これはオープンソースのライブラリをベースに、オラクル独自の高機能コンポーネントを追加したJavaScriptアプリケーション開発ツールキットだ。レスポンシブWebアプリケーションやハイブリッド型のモバイル・アプリケーション開発にも対応している。


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 これらに加えて、近く提供が開始されるサービスに「API Platform CS(Oracle API Platform Cloud Service)」がある。これは企業が公開したマイクロサービスAPIの保護や利用促進、使用状況やSLAの分析を行う機能などを提供することで、APIのライフサイクル管理を包括的にサポートするサービスである。


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 古手川氏のセッションでは、これらのサービスを利用して新規にアプリケーションを作成するデモが披露された。このデモ・アプリケーションの全体像は下図のようになる。


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 開発するのは、バックエンドのデータ・ストアから人事情報を取得して提供するサービスで、これをOracle Application Container Cloud Service上に単一のコンテナで展開する。クライアントはOracle JETを使って作成し、REST APIを通じてサービスにアクセスする。バックエンドの開発ではOracle Developer Cloud Serviceを活用し、併せてApplication Performance Management Cloud Serviceを使ってエンド・ツー・エンドでのアプリケーション監視を実現する。

 以下に、このデモで披露された主な画面を紹介しておこう。

インスタンスの拡張や縮退も無停止で行える(デモ画面) インスタンスの拡張や縮退も無停止で行える(デモ画面)
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【2017年2月10日に次世代の“APIエコノミー”をテーマにしたセミナーを開催!】

2017年2月10日、本記事で紹介しているOracle API Platform Cloud Serviceを用いたAPIベースのサービス開発やAPI管理など、次世代のサービス開発/運用をテーマにしたセミナー「クラウド時代のAPI 管理/セキュリティ最新動向~デジタルビジネス、API エコノミー、クラウドセキュリティのために~」を開催します。下記要領をご確認のうえ、奮ってご参加ください。

  • セミナー名:「クラウド時代のAPI 管理/セキュリティ最新動向~デジタルビジネス、API エコノミー、クラウドセキュリティのために~」
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  • 会場:オラクル青山センター(東京 外苑前)
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  • 詳細/申込み:こちらのWebサイトをご覧ください