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オンプレミスと遜色なしのスケーラビリティ! Oracle Java Cloud Serviceの実力をPSソリューションズが検証

Oracle Java & Developers編集部
2016-01-12 11:00:00
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Oracle Database Cloud Serviceの性能もオンプレミスと遜色なし!

 一方、Oracle Database Cloud Serviceについては、処理性能とレスポンス・タイムについて、オンプレミスのOracle Databaseとの比較検証を行った。この性能検証の狙いを、作業を担当したエンタープライズ事業推進部の杉山俊幸氏は次のように説明する。


PSソリューションズ エンタープライズ事業本部 エンタープライズ事業推進部の杉山俊幸氏

 「ミッション・クリティカル分野へのパブリック・クラウドの適用を視野に入れた場合、データベース自体の処理性能やレスポンス・タイムは特に気になるポイントです。そこで、Oracle Database Cloud Serviceでは、本当にオンプレミスのOracle Databaseと遜色のない性能が得られるのかを確かめたいと考えたのです」

 下図に示すのは、杉山氏らが検証に用いたオンプレミスのOracle Database、およびOracle Database Cloud Service(図中ではDBCS)の構成だ。


※クリックすると拡大画像が見られます

 図にあるとおり、使用したOracle Databaseのバージョンはいずれも12.1.0.2であり、初期化パラメータでCPU数とメモリ・ターゲットなどを揃えて同等のリソースを用意した。つまり、ほぼ同じ性能が出せる環境を整え、同規模のワークロードを処理する際の挙動を比較したわけだ。

 オンプレミスのOracle DatabaseとOracle Database Cloud Serviceの双方で同等のワークロード(OLTP系の処理)を30分間発生させ、それぞれの負荷量と処理時間の推移を示したものが次のグラフである。


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 このグラフでは、主に負荷量の比較を目的に、データベースのCPU使用率と1秒間当たりのSQL実行回数の平均値を示している。ご覧のとおり、CPU使用率とSQL実行回数のいずれにおいても、両環境の間に大きな違いは見られない。

 また、次のグラフはOracle DatabaseがCPUを使用している時間の割合を処理内容ごとに積み上げたものだ。


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 一番下の赤い部分がデータベース・セッションによるCPU使用時間、その上の4層の寒色部分がI/O関連の処理に費やされた時間である。内訳に若干の違いはあるものの、全体の処理時間に大きな差のないことがわかる。

 「検証前は、オンプレミスとクラウドで、特にディスク性能の違いによるI/Oスループットや待機イベントの内容に差が出るのではないかと予想していましたが、実際には大きな違いは見られませんでした。Oracle Database Cloud Serviceでは、どのような性能のディスクがいくつ使われているのかといった部分がユーザー側からは見えないため、その点に不安を感じていたのですが、検証結果からは大きな違いや問題のないことが確認できました」(杉山氏)

セキュリティや可用性、サービス・レベルについても継続して検証を実施

 このように、PSソリューションズによる今回の検証では、Oracle Java Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceの基本機能や性能について、オンプレミスと遜色のないことが確認された。今後は、同社の強みであるミッション・クリティカル分野に適用する際に求められる要件についても順次、検証を行っていく予定だという。

 「Oracle Cloud Platformをミッション・クリティカル分野に適用していくためには、セキュリティや可用性、サービス・レベルに関しても事前に十分な検証を行う必要があります。特に可用性の観点ではOracle Real Application Clusters(RAC)が必須となるため、Oracle Cloud Platform上での挙動を確認しなければなりません。これらの要素もオンプレミスと遜色のないレベルで使えることを確認したら、当社がこれまでに培ってきたノウハウを生かし、お客様のニーズに応じてオンプレミスとクラウドの双方でオラクルのソリューションをベースにしたシステムをご利用いただけるようサービスを展開していきたいと考えています」(飯泉氏)

 PSソリューションズは今後、従来からの顧客であるソフトバンク・グループのみならず、IoT(Internet of Things)やビッグデータ活用に関連して大規模システムの需要が高まることが見込まれるグループ外企業へのソリューション提供も視野に入れ、Oracle Cloud Platformの活用を検討していくという。


日本オラクル クラウド・テクノロジー事業統括 データベースソリューション本部 通信ソリューション部の黒田壮大氏

 なお、Oracle Java Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceの双方について、本番環境での活用を視野に入れて詳細な性能検証を行った事例は、今回のPSソリューションズが国内初となる。検証作業を支援した日本オラクルの黒田壮大氏(クラウド・テクノロジー事業統括 データベースソリューション本部 通信ソリューション部)は、今後も引き続きPSソリューションズと協業し、検証の作業を支援するとともに、エンタープライズ領域へのOracle Cloud Platformの適用を促進していきたいという。

 以上、ここではPSソリューションズによるOracle Java Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceの検証結果を紹介した。この結果から、これまでオンプレミスで提供されてきたOracle WebLogic ServerとOracle Databaseの利用価値が、Oracle Cloud Platformによってさらに高まることがおわかりいただけただろう。両サービスについては現在、30日間の無償トライアルを実施している。Oracle WebLogic ServerやOracle Databaseをパブリック・クラウドで使いたいと考える読者は、ぜひこの無償トライアルを活用して両サービスを実際に試し、ご自身の目でその実力を確かめていただきたい。

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