クラウド上でJava SEアプリをチーム開発! Java Flight Recorderも使えるOracle Java SE Cloud Service

Oracle Java & Developers編集部
2015-06-09 11:00:00
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オラクルは、パブリック・クラウド上のJava SEアプリケーション開発/実行環境として「Oracle Java SE Cloud Service」を提供している。Java Flight RecorderやOracle Developer Cloud Serviceといった開発/運用支援機能が用意される同サービスで、クラウド・アプリ開発が大きく変わろうとしている。

【本記事について】

本記事は日本オラクルが2015年4月に都内で開催したイベント「Oracle CloudWorld Tokyo 2015」の特設サイト「ORACLE CLOUDWORLD ONLINE」から、注目セッション「S1-601 Javaをあっという間に、手軽に利用できるJava SEクラウド」のレポート記事を一部加筆/編集のうえ転載したものです(初出)。

JDKが使えるIaaSではなく、豊富な機能を持ったPaaS

日本オラクル Fusion Middleware事業統括 ビジネス推進本部の新井庸介氏
日本オラクル Fusion Middleware事業統括 ビジネス推進本部の新井庸介氏

 オラクルが提供する「Oracle Java SE Cloud Service」は、単にJDKを使うことのできるIaaSではない。Javaアプリケーションの開発で生じる管理の負担を大幅に低減し、自動化を取り入れたシンプルな開発環境を提供するクラウド・サービスだ。

 また、Oracle Java SE Cloud Serviceでは、アプリケーションの稼動状況の確認や障害解析に威力を発揮する「Java Flight Recorder」を従量課金で利用することができる。さらに特筆すべきは、クラウド上のチーム開発環境「Oracle Developer Cloud Service」などオラクルの多彩なPaaSと事前に統合済みのため、連携が容易であることだろう。Oracle Java SE Cloud Serviceは、さまざまなオープンソース・フレームワークで構築されたアプリケーションを稼動させることができるので、開発戦略を柔軟に策定し、クラウドの特性を最大限に生かしたIT活用を進めることができるのだ。


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 日本オラクル Fusion Middleware事業統括 ビジネス推進本部の新井庸介氏は、次のように説明する。

 「Oracle Java SE Cloud Serviceは、Java SE 7または同8をお使いのJavaアプリケーションのためのプラットフォームとして、広くお使いいただけるPaaSです。操作はいたって簡単であり、Java SEのバージョンと課金形態を選ぶだけでインスタンスが立ち上がり、インスタンスごとのメモリ/CPUの使用率を管理することができます。起動コマンドや環境変数、Oracle Cloudとの連携などの設定もシンプルな画面で容易に行えます」


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Java Flight Recorderがもたらす問題解決スピードの向上と管理負担の軽減

 前述したように、Oracle Java SE Cloud ServiceではJava Flight Recorderを利用できるが、これは開発者および開発チームに大きなメリットを提供するはずだと新井氏は指摘する。日本オラクル ソリューション本部の松林晶氏は、Java Flight Recorderの特徴を次のように話す。

 「Java Flight Recorderは、アプリケーションのどのメソッドに処理が過度に集中しているのかといったことや、ネットワーク/ファイルといったさまざまなI/Oの状況などを、本番環境の性能を落とさずに低負荷で監視します。そして、JavaおよびJavaアプリケーションの稼働情報を、あらゆる角度から低い負荷で常時記録することができるのです」

 稼働情報の記録は自動もしくは手動でファイルに出力し、後からGUIベースで問題を簡単に分析できます。アプリケーションの改変は不要なため、適用も容易です」


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 Java Flight Recorderのこうした機能により、問題解決にかかる時間は大幅に短縮される。同ツールをはじめ、優れた開発環境を提供するOracle Java SE Cloud Serviceは、クラウド上のアプリケーション開発をはじめとする多様な用途で活躍することになるだろう。