WebLogicをパブリック・クラウドで使う--開発責任者が語るOracle Java Cloud Serviceの魅力、海外企業の活用事例

Oracle Java & Developers編集部
2015-05-26 15:20:00
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海外企業はOracle Java Cloud Serviceをどう活用しているのか?

 次にリーマン氏は、すでにOracle Java Cloud Serviceを利用している海外企業の活用事例を3件紹介した。

 1つ目は、グローバルな物流企業のケースだ。同社では、Oracle WebLogic ServerやOracle SOA Suiteといったオラクルのミドルウェア製品を利用した開発プロジェクトを多く抱えていた。それらのプロジェクトにおける課題は、社外に委託していたインフラ・チームの作業が遅れがちであり、それがプロジェクト遅延の原因となっていたことだった。

 そこで、同社は開発/テスト環境としてOracle Java Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceを導入。開発/テスト作業を内製化するとともに、運用の自動化や開発環境の標準化を推進し、その結果として全体の開発効率を高めることに成功した。

 2つ目の事例は、米国のEC企業のケースだ。同社では、消費者の購買行動が活発化するホリデー・シーズンになると、オンプレミスで運用していたECサイトの性能がしばしば限界に達していた。この状況を乗り切るために、開発環境として利用していたリソースまで本番環境に充てなければならず、結果としてホリデー・シーズン中に開発プロジェクトの遅延や中断が多発していたという。

 この問題を解決するために、同社はOracle Java Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceをホリデー・シーズン中の開発/テスト環境として利用することを決断。これにより、システム負荷がピークを迎える時期にも迅速にリソースを調達して開発環境を構築できるようになり、ホリデー・シーズン中も開発プロジェクトを止める必要がなくなった。

 リーマン氏が紹介した3つ目の事例は、中規模のスポーツ・エンターテイメント企業のケースである。同社では、マーケティング・チームの主導により多数のアプリケーションが企画/開発されていたが、そのためのプラットフォームが標準化されておらず、整備も十分ではなかった。そのことがビジネス・ニーズへの迅速な対応を阻害しており、マーケティング活動の支障にもなっていたという。

 そこで同社は、Oracle Java Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceをソーシャル・アプリケーションやマーケティング・アプリケーションの実行環境として採用。アプリケーション・プラットフォームの整備/標準化を推し進め、ビジネス要件にスピーディに対応できる体制を整えることで、ソーシャル・メディア上でのプレゼンス向上、そしてオンライン・マーケティング活動の改善を果たしたとのことだ。

今後も継続的にサービスを強化。Java SEクラウド、Node.jsクラウドも提供予定

 続いてリーマン氏は、Oracle Java Cloud Serviceに関連して、新たに2つのパブリック・クラウド・サービスの準備を進めていることを明らかにした。1つはJava SE(Oracle Java SE)環境をクラウドで提供する「Oracle Java SE Cloud Service」、もう1つはNode.js環境を提供する「Oracle Node.js Cloud Service」だ。リーマン氏は、「これらを利用することで、企業はあらゆるJavaフレームワーク、Node.jsフレームワークを利用したアプリケーションの開発と運用をOracle Cloud上で行えるようになります」と両サービスの価値を説く。


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 そして最後に、Oracle Java Cloud Serviceの今後のロードマップを示しつつ、2015年内に、より強化された開発者向けの機能、高度な高可用性機能、マルチテナント機能などが実装される見通しだと述べたうえで、次のように語って講演を締めくくった。

 「今回紹介したOracle Java Cloud Serviceの機能はすでに利用可能であり、今後も強化が進められていきます。Oracle Java Cloud ServiceのWebサイトには、各種のデータシート、FAQ、活用事例を掲示しています。これらは、皆さんがサービス活用を検討/利用するに当たって有用なリソースとなるでしょう。ぜひ一度ご覧ください」(リーマン氏)


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 リーマン氏が語るように、オンプレミスの既存資産を生かしつつ、企業がJava EE開発でクラウドの利点を迅速に享受することのできるOracle Java Cloud Serviceは、エンタープライズJavaに対する開発者やITマネジャーのニーズを知り尽くしたオラクルならではのサービスだと言えよう。Oracle WebLogic Serverユーザーが築き上げた資産の価値は今、クラウドによってさらに高まろうとしているのだ。

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