プライベートも、パブリックも。ハイブリッド・クラウドに向けたWebLogic Serverの進化──Oracle WebLogic Server 12c Forum 2014レポート

Oracle Java & Developers編集部
2014-02-14 14:30:00
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日本オラクルは2014年1月31日、テクニカル・セミナー「Oracle WebLogic Server 12c Forum 2014」を開催。Oracle Cloudにおける新サービスの予告と、Oracle WebLogic Serverの開発ロードマップを披露した。

Oracle WebLogic Serverの現在

ロジャー・フレイシャー氏
米国オラクル プリンシパルプロダクトマネジャーのロジャー・フレイシャー氏

 日本オラクルは2014年1月31日、都内でテクニカル・セミナー「Oracle WebLogic Server 12c Forum 2014」を開催した。同セミナーでは、Oracle WebLogic Serverの現在と今後のロードマップを示す基調講演をはじめとするセッションが実施された。それらのうち、ここでは基調講演の内容をダイジェストで紹介しよう。

 「Oracle WebLogic Serverの現在と将来」と題した基調講演で壇上に立ったのは、米国オラクル プリンシパルプロダクトマネジャーのロジャー・フレイシャー氏だ。

 フレイシャー氏は講演の冒頭、オラクルがアプリケーション実行基盤に関して推進している次の3つの戦略を強調した。

  • 次世代のアプリケーションの基盤たりうるミッション・クリティカルなクラウド・プラットフォームの提供
  • エンド・ツー・エンドのクラウド・マネジメントによる、運用管理の一元化と簡素化
  • モダンな開発プラットフォームおよび開発ツールによる、アプリケーション開発のアジャイル化の促進

 オラクルは、「Cloud Application Foundation」と名付けたミドルウェア製品体系を、この戦略の重要な柱に位置づけている。その中で、Oracle WebLogic Serverはミッション・クリティカルなエンタープライズ・アプリケーションの実行基盤として、Oracle CoherenceやOracle Tuxedoとともに中核的な役割を担っている。

 「Cloud Application Foundationは、オンプレミスでもプライベート・クラウドでも、そしてパブリック・クラウドでも利用可能なミドルウェア体系であり、もちろんオラクルが提供するパブリック・クラウド『Oracle Cloud』でも利用しています。企業はあらゆるエンタープライズ・アプリケーションを、このアプリケーション実行基盤の上に集約できるのです」(フレイシャー氏)

 フレイシャー氏は、現在および将来のOracle WebLogic Server 12cが提供するユニークな機能をいくつか紹介した。Oracle Database 12cとの連携強化による「マルチテナント・データベース」のサポート、「データベース・レジデント・コネクション・プール」によるスケーラビリティや堅牢性の向上、「グローバル・データ・サービス」による複数のデータセンターをまたがった分散環境の実現などがそれだ。

 また、近年のアプリケーション利用スタイルの変化に追随すべく、Webアプリケーションやモバイル・アプリケーション開発、HTML5への対応に力を注いでいることを強調。「WebSocket」や「TopLink Data Service」による"リアルタイムWebアプリケーション"の実現について解説した。

rich html5 mobile development

 さらに、Cloud Application Foundationを構成する他の製品とOracle WebLogic Serverの連携が強化されたことの利点として、Oracle CoherenceのクラスタをOracle WebLogic Serverの管理機能によって定義できる「Managed Coherence Server」や、Oracle Enterprise Managerとの組み合わせによって実現される共通の管理スキームなども紹介した。