Oracle Coherenceとの連携も進化し、WebLogicでの管理が可能に!──Oracle WebLogic Server 12c(12.1.2)の新機能3

Oracle Java & Developers編集部
2013-11-19 11:00:00
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「Oracle WebLogic Server 12c(12.1.2)」では、オラクルのインメモリグリッド製品「Oracle Coherence」との連携が強化され、WebLogic側でOracle Coherenceの管理が行えるようになった。

WebLogic Server管理コンソールでOracle Coherenceも一括管理

 2013年7月にリリースされたOracle WebLogic Server 12c(12.1.2)は、「Oracle Database12cとの連携強化」、「WebSocket対応」など、企業システムやサービスのさらなる進化/改善を支援する機能が追加されている。

 これらの機能強化と並んでご注目いただきたいのが、高いパフォーマンスやスケーラビリティ、リアルタイム性、可用性が求められるシステムを中心に採用が進むインメモリグリッド製品「Oracle Coherence」との連携強化だ。ミッション・クリティカルなシステムで組み合わせて利用されるケースの多い両製品の連携促進を歓迎する読者は多いだろう。今回は日本オラクル Fusion Middleware事業統括本部ソリューション本部Cloud Application Foundationソリューション部 プリンシパルセールスコンサルタントの二條智文氏の解説により、Oracle WebLogic Server 12c(12.1.2)とOracle Coherenceの連携強化のポイントを紹介する。

日本オラクル 二條智文氏
日本オラクル Fusion Middleware事業統括本部ソリューション本部 Cloud Application Foundationソリューション部 プリンシパルセールスコンサルタントの二條智文氏

 二條氏は、Oracle WebLogic Server 12c(12.1.2)とOracle Coherenceの連携強化によってユーザーが受ける最大の恩恵は、「運用管理効率の大幅な向上」だと語る。鍵となるのは、最新のOracle Coherence 12cで導入された新たな管理機構「Managed Coherence Server」である。

 「Oracle Coherenceは、複数サーバにまたがる高速かつ大規模なメモリ空間上にデータを分散配置するというアーキテクチャを採用しています。これにより、高い性能と可用性を両立させている点が多くの企業に評価されています。ただし、運用管理の観点では、ノードの設定やサーバの起動、アプリケーションの配備が煩雑になりがちといった課題もありました。そこで、これらの課題の解決を目的に導入されたのがManaged Coherence Serverなのです」(二條氏)

 これまで、Oracle Coherenceを利用する際には、個別にスクリプトを作成し、プロセスの起動や停止、配備などの操作をOracle Coherenceに対して直接行う必要があった。

 それに対して、今回導入されたManaged Coherence Serverでは、Oracle WebLogic Serverの管理フレームワークの対象にOracle Coherenceを含めることが可能になった。これにより、WebLogic Server管理コンソールから、Oracle WebLogic Serverと同様にしてOracle Coherenceの配備、起動/停止が行えるようになっている。WebLogic Server管理コンソールからOracle Coherence上にアプリケーションを配備する際には、新たに導入されたアーカイブ形式である「GAR」にパッケージングすることで、通常のJava EEアプリケーション(WARファイルやEARファイル)と同様に配備や管理が行える。

 なお、Managed Coherence Serverの構成に際しては、「Coherenceクラスタの定義」、「WebLogicクラスタの作成」、「Coherenceサーバの作成」といった作業をWebLogic Server管理コンソール上で行う。Oracle CoherenceにアクセスするWebLogic Serverインスタンスは、ここで定義するCoherenceクラスタに関連づけておく。

 「これまで、Oracle Coherenceを利用したアプリケーションの配備やアップデートを行う際、運用管理担当者は独自にスクリプトを作成し、Oracle Coherenceに関する作業を個別に行っていました。Managed Coherence Serverが導入され、Oracle WebLogic Serverの管理スキームの一部としてOracle Coherence側の作業まで行えるようになったことで、システム全体の運用管理の効率を大きく高められるはずです」(二條氏)

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