C/C++で"Hello, World!":Eclipse CDT編
前回は、Windows環境におけるC/C++言語の処理系としてMinGWを、開発環境としてEclipse CDT(Pleiadesにより日本語化したもの)をインストールした。今回は、Eclipse CDTを用いてC言語によるプログラムを作成し、実行してみたい。
ちなみに、タイトルに掲げた"Hello, World!"とは、プログラミング入門の書籍などでほぼ必ず登場する、このメッセージを出力(画面に表示)させるプログラムおよびそのソースコードのことだ。Wikipediaの「Hello worldプログラムの一覧」には、さまざまなプログラム言語によるものが掲載されている。
プロジェクトの作成
Eclipseでは、ソースコードを作成する際、必ずそれを保存するためのプロジェクトを作成しなくてはならない。CDTがインストールされていると、新規プロジェクトを作成する際に「Cプロジェクト」と「C++プロジェクト」が表示される(図1)。これらはそれぞれC言語、C++言語でプログラムを開発する際に作成するものだ。

プロジェクトを作成するには、「ファイル」「新規」「Cプロジェクト」の順にクリックするが、「Cプロジェクト」というメニューが表示されないときは、「プロジェクト」をクリックしてから図1のように選択する。
「次へ」をクリックしたら、図2でプロジェクト名を入力する。このとき、プロジェクト・タイプは「Hello World ANSI C Project」を、Toolchainは「MinGW GCC」を選択しておく。

さらに「次へ」をクリックすると、図3のようなフォームが表示される。ここに設定した内容はソースコードを作成する際に反映される。図3は筆者が設定した例なので、必要に応じて設定を変更していただきたい。特に「Hello world 挨拶」はプログラムの実行結果となるので、それとわかるようにしておこう。

これらが設定できたら、「終了」をクリックする。そうするとEclipseの画面左側にある「プロジェクト・エクスプローラー」にプロジェクト名が書かれたフォルダが表示される。Eclipseの画面はいくつかの区画(ペイン)に分割されているが、区画の境界部分をドラッグすれば区画の大きさを変えられる。
次はいよいよ実行だ。
- コメント(6件)
ありがとうございました!
んなことねーだろ。
インストーラでクリックでやってるんだから。
eclipsからMinGWやMsysのパスが通っていないだけ。
実行できたらデバックしてみ。多分できないから。