Linux管理者のためのコマンド10選

文:Jack Wallen 翻訳校正:石橋啓一郎
2008-12-02 08:00:00
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 私は、多くの人はLinux(ついでに言えば、どんなOSでも同じだが)のコマンドラインを使っていないことを理解している。しかし、実際には、よき管理者になるためには、コマンド行を知っていなくてはならない。なぜか?例えば、Windowsでは、困難を解決する唯一の方法がコマンドラインであることもしばしばある。Linuxで言えば、コマンドラインは幅広く、信頼でき、柔軟で、速い……理由はいくらでもある。

 /usr/binディレクトリには2119のコマンドがあり(Mandriva Spring 2008の場合)、/usr/sbinには388のコマンドがあるが、不可欠なものは少ない。ここでは、Linux管理者の人生(あるいは、Linuxへの入門)をずっと簡単なものにしてくれる、10のコマンドを説明する。

 このリストは、よく使われるコマンド(cd、ls、rmなど)の順で作ることもできたが、ここではもっとも便利なコマンドを挙げることにした。できるだけディストリビューションに依存しないものにするよう心がけた。

#1: top

 リストのトップには、topコマンドを持ってくるのが収まりがいいだろう。topは現在実行しているタスクを表示するためのものだが、Linuxユーザーがどのタスクがメモリを消費しているか(あるいはシステムのメモリの大きさ)を知る必要がある時に使われる最初のコマンドでもある。私はよく、自分のデスクトップにtopツールを常に実行し、何が起きているかをいつも追跡できるようにしておく。ターミナルを開いて(通常はaterm)、そのウィンドウを好きな場所に置き、ウィンドウの枠を隠しておくこともある。ウィンドウの枠を隠しておけば、そのターミナルは動かせなくなるため、いつでも必要な情報を素早く見ることができる。

 topはリアルタイムに報告するシステムであるため、あるプロセスの状態が変われば、それはターミナルウィンドウに即座に反映される。topにはいくつか便利な引数があるが(例えば-pオプションを付ければ、ユーザーが指定したPIDのものだけを監視できる)、デフォルトで実行された場合、実行されているタスクに関して必要な情報がすべて表示される。

#2: ln

 多くの管理者にとって、リンクはユーザーの生活を簡単にするだけでなく、ディスク使用量も劇的に減らすことのできる価値あるツールだ。リンクがどのように役に立つかを知らない人は、次のような簡単なシナリオを考えてみて欲しい。あなたは、あるドライブ上に、一日中ユーザーが何度もアクセスする、大きなディレクトリ(大きなファイルが多く置いてある)を抱えている。それらのユーザーはすべて同じシステム上におり、あなたはそのディレクトリ全体を各ユーザーの~/ディレクトリにコピーして欲しくないと思っている。こんな場合、代わりに、各ユーザーの~/ディレクトリに、問題のディレクトリへのリンクを作成すればよい。この方法ならば、ディスク容量を消費することもなく、ユーザーは素早くファイルにアクセスできる。もちろん、ドライブが違う場合には、シンボリックリンクを使う必要がある。リンクの別の優れた使い方は、さまざまなディレクトリをApacheのdocのルートディレクトリにリンクすることだ。これはディスク容量を節約できるだけでなく、セキュリティの観点からも利点が多い。

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