WebRTCのスゴさ:ブラウザ間でカメラやマイクを使ったリアルタイムコミュニケーションを実現

杉山貴章(オングス)
2012-02-17 11:21:00
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WebRTCを利用するには

 WebRTCの仕様はまだ策定途中の段階だが、Google Chromeの開発版(Dev ChannelまたはCanary build)ではすでにWebRTCの実装が取り込まれている。実装が先行しているため最新のワーキングドラフトと全く同じものではないが、可能な限り差異を減らす方向で実装が進められており、将来的にはW3C勧告に準拠したものになる予定だ。

 ChromeのWebRTC機能はデフォルトでは無効になっている。有効にするにはアドレスバーに「chrome://flags」と入力して設定ページを開き、「Enable MediaStream.」の項目の「有効にする」のリンクをクリックすればよい(図2)。Chromeを再起動すれば設定が反映される。

図2 Chromeの開発版でWebRTCが有効にできる
図2 Chromeの開発版でWebRTCが有効にできる

 準備ができたら、まずはこのページにリストアップされているデモページにアクセスしてみよう。これらのデモの実行にはいずれも端末のWebカメラが有効になっている必要がある。図3は1番目のデモページにアクセスしてみた様子である。Webページ上に映像がそのまま表示されることが確認できる。

図3 Webカメラから取り込んだ映像をブラウザ上で表示するデモ
図3 Webカメラから取り込んだ映像をブラウザ上で表示するデモ

 Chromeの他にはOperaの開発版でも同様にWebRTCをサポートしている。ただし、こちらもまだ仕様に忠実な実装にはなっていない。

まとめ

 WebRTCによって、これまで専用のクライアントソフトが必要だった音声チャットやビデオチャット、ストリーミング配信などが、Webサイト上で手軽に行えるようになる。デバイスの性能向上やセキュリティ機能との組み合わせなどが進めば、もっとさまざまな活用方法も登場することだろう。

 端末のデバイスを利用できるか否かは、Webアプリケーションと専用のクライアントアプリケーションを分ける大きなファクターの一つだ。WebRTCはその垣根を飛び越えようとしている。

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