開発とデザインの垣根を越えろ!セカンドファクトリー流チームモデル
後藤大地(オングス)
2009-07-23 17:48:02
マイクロソフトは7月16日、「ReMIX Tokyo 09」を開催した。7月11日に提供が始まったSilverlight 3を中心に、マイクロソフトのテクノロジーを紹介するイベントとなっている。
Silverlightアプリ開発に限った話ではないが、開発のチームモデルやワークフローは常に頭を悩ませる問題だろう。セカンドファクトリーの三枝正稔氏と井原亮二氏が、セカンドファクトリーで取り組んでいる開発モデルの一例を紹介した。
セカンドファクトリーのチームモデルとワークフロー
三枝氏は、セカンドファクトリーのチームモデルを構成するチームを次の通りに説明した。
- PM(プロダクトマネージャ):機能の全部搭載といった問題に陥らないように全体をみて統括を実施(全工程を担当)
- XA(エクスペリエンスデザイン)エクスペリエンスの設計(要件定義と概要設計フェーズを担当)
- XD(エクスペリエンスアーキテクチャ):アーキテクチャや技術の検討(要件定義と概要設計フェーズを担当)
- SD(グラフィックデザイン)デザインへの落とし込み(詳細設計、製造、テストフェーズを担当)
- ID(インタラクションデベロップメント):ほぼ全工程を担当
- GD(システムデベロップメント):システム開発(詳細設計、製造フェーズを担当)
PMが統括役であり、その下にXAとXDが、さらに下にSD、ID、GDが配置されるモデルになっている。このチームモデルの場合でも、ワークフローは一般的に採用されている次のものでいいという。
- 要件定義
- 概要設計
- 詳細設計
- 製造
- テスト
なお、要件定義と概要設計のフェーズでは「人間中心設計」を採用することで、より優れた要件の抽出と設計を実現しているという。人間中心設計は「理解、分析、発案、具体化、評価」を繰り返す手法のことを指すとしている。
セカンドファクトリーのチームモデルとワークフローの説明がおこなわれた後には、実際にExpression Blend 3を使ってどのように開発を進めてくのかがデモンストレーションされた。Expression Blend 2で不便だったところがExpression Blend 3では改善されており、従来のバージョンよりも開発がよりシームレスに進められるようになったことなども紹介された。
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