MS、「ReMIX Tokyo」開催--Silverlight 3対応開発ツールの日本語版を提供

後藤大地(オングス)
2009-07-16 13:46:01
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 マイクロソフトは7月16日、東京ミッドタウン・ホールにてウェブ開発者向けのカンファレンス「ReMIX Tokyo 09」を開催した。

 基調講演には、MicrosoftでDeveloper Platform部門Corporate Vice Presidentを務めるScott Guthrie氏が登壇した。Guthrie氏はこれまで、.NET FrameworkやVisual Studioの開発に関与し、最近ではSilverlightの開発を牽引している人物。Guthrie氏の講演は、7月11日から提供されている最新プロダクト「Silverlight 3」の訴求が目的だ。

開発者 vs デザイナーを越えて

Scott Guthrie氏 Scott Guthrie氏

 まず初めにGuthrie氏が紹介したのは、Microsoftが最初に発表したプログラムだ。このプログラムはボタンで操作するタイプのデバイスで、お世辞にも使いやすいものとはいえなかったという。

 しかし、Guthrie氏は言う。ユーザーインターフェース(UI)は年々進化を続け、現在ではタッチスクリーンやジェスチャーベースのUIが当たり前のように使われているのだ、と。この25年、計算機のUIは劇的な進化を遂げたのだ。

 では、これからのUIはどう進化するのだろうか。Guthrie氏は、「ユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験:UX)はネットワークと組み合わせることで素晴らしいものにできる」と説明。UIにはネットワークを組み合わせることが重要であることを強調した。

 しかし、課題もある。その最たるものが、開発者対デザイナーという構図だろう。Guthrie氏も、「こういったUXを実現するのはとても複雑で大変なこと」と語っている。

 システム開発の現場には当然、開発者が欠かせない。そして、デザインコンセプトを組み合わせるためには、デザイナーの存在も不可欠だ――こうして大勢の人々が開発プロセスに参加することになる。開発の現場はとても困難な状況にあるのだ。

 こうした現実に対し、Microsoftは「Silverlight」という解答を用意している。

 Guthrie氏は開発者の視点からみたSilverlightの利点として、技術的に.NETをベースにしているため既存の.NETプログラマが既に持っている技術力をSilverlightでも発揮できることを挙げた。デザインやUIについては、「他では提供できない体験を提供できる」と自信を見せる。

 マイクロソフトは同日、Silverlight 3に対応した日本向け製品の提供を始めた。

  • Silverlight 3 SDK日本語版
  • Visua Studio 2008 SP1用
  • Silverlight 3 Tools日本語版

 フローとデザインを簡単に開発できるようにする「Expression Studio 3」こそまだ出荷されていないが、RC版は英語版で提供済み。日本語版も今年中には提供される見通しになっている。

「Silverlightを100%まで普及させたい」

 Guthrie氏はSilverlightをさらに普及させたいと意気込みをみせる

 「Silverlightを100%まで普及させたい。すでに300を超えるパートナーがSilverlightのツールを提供しており、40万を超える開発者とデザイナーが存在し、1000を超えるサイトで稼働している。日本でも楽天やYahoo! JAPANなどの大手サイトが、既にSilverlightを活用している」(Guthrie氏)

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