Vistaの轍は踏まない:Windows 7でエコシステムを変えたマイクロソフト

冨田秀継(編集部)
2009-04-30 22:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最新特集【一覧】

 マイクロソフトは、Windows Vistaではセキュリティと信頼性の向上に投資したと言う。マイクロソフトが描いたのは、同社がセキュリティを向上させるために投資し、サードパーティらがハードウェアとインターフェースを変化させ、Windows Vistaとの互換性を確保するという絵だった。

 しかし、サードパーティはこのエコシステム、このプロセスに追従することはなかった。あるいは、追従できなかったともいえる。――

 と、このように語るのは筆者ではない。MicrosoftのCorporate Vice Presidentで、Windows Product ManagementのMike Nash氏が語っているのだ。

 マイクロソフトの次期OS「Windows 7」の製品候補(RC)版のリリーススケジュールが発表された今日、Nash氏は各国の報道陣との電話会議の場で上に挙げたような認識を示している。

マイクロソフトはWindows 7で何を変えたのか

 Nash氏は「Vistaは失敗だった」などと言うほど迂闊ではない。淡々とWindows Vistaで起こったことを上のように示した上で、「Windows 7ではエコシステムを変えなければいけなかった」と言うのみだ。

 では、Windows 7でエコシステムをどう変えたのか。

 Nash氏は「Windows 7はフィーチャーコンプリートのベータバージョンをパートナーと開発者向けに提供した。これはWindowsシリーズとして初めての試みだった」と語る。「これによってパートナー企業とのエンゲージメントを高められた。こうした試みによって、サードパーティと開発者コミュニティはエコシステムやプロセスについてきてくれた」という。

アプリケーションの互換性という課題

 アプリケーションの互換性という観点でいえば、「Windows Vistaで走るアプリケーションはWindows 7でも動作する」という。しかし、Nash氏は「OSの低いレベルにアクセスするアプリケーションは違う」と言葉を続けている。その代表例こそアンチウイルスソフトだ。

  • コメント(1件)
#1   2009-05-04 06:03:59
Windows は、OSとしての最小限の機能を満たしたXPで、役割を終えた。

XP以前の、未熟な、OSと呼べないソフトウエアの時代には、諸々の投資に個人も企業も耐
えた。しかし、ユーザがWindowsに期待している機能は、XP以上では無い。 2000の失敗が
示している。 従来の OS機能は誰も望まない。 退歩した XP が必要十分だった。

よって、それ以上を望む場合は Windows ではない別なOSを、そうでない場合はXPをその
まま使うでしょう。たぶん、Windows は、ゴールに着いてしまった。 
WIndows XP 互換モードにしたら、“7”は、どれくらい使い難くなるのだろうか?
ユーザの総てが互換モードで使うかも知れない。それ以前に、その為に “7”を買う様な浪
費家が、この不況の先に待っていてくれるかどうか・・・
  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ