Silverlightの現在とこれから:2009年はモバイル対応が注目

海上忍
2009-01-30 06:00:00
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 1月27日と28日の2日間にわたり、横浜・みなとみらい21地区のパシフィコ横浜で開催された「Microsoft tech days Japan 2009」。基調講演のあといくつか設けられたブレイクアウトセッションのうち、27日午後にマイクロソフト デベロッパー エバンジェリストの大野元久氏による「Silverlight の未来:コントロールとモバイル対応」の様子をお届けする。

マイクロソフト デベロッパー エバンジェリストの大野元久氏 マイクロソフト デベロッパー エバンジェリストの大野元久氏

Silverlightの将来

 企業による採用など、Silverlightの日本における状況をかんたんに紹介したあと、「Silverlightの将来」というテーマで大野氏による解説が始まった。

 説明によれば、次期バージョン「Silverlight 3」ではマルチメディア機能を強化。現在のバージョン2ではビデオコーデックとしてWMV7~9とVC-1をサポートしているが、これに「H.264」を追加する予定だ。オーディオコーデックには、iPodなどにも採用されている「AAC」を追加(Silverlight 2はWMAとMP3)。グラフィック機能も強化され、3D描画やGPUアクセラレーションに対応するという。

 開発環境も拡充される。リッチなデータバインディングのサポートと、各種コントロールが追加されるとのこと。Visual StudioもSilverlightに対応し、ビジュアルな開発体制が整備される。

 Linuxへの対応についても言及された。開発は業務提携関係にあるNovell(Monoプロジェクト)が担当、オープンソースソフトウェアの「Moonlight」として、現在Silverlight 1.0相当の機能まで実装が完了しているという。

デバイスエミュレータを使用して行われた3D描画のデモ。デスクトップほど高速ではないものの動作に違いは見られない(画像をクリックすると拡大します) デバイスエミュレータを使用して行われた3D描画のデモ。デスクトップほど高速ではないものの動作に違いは見られない(画像をクリックすると拡大します)

モバイル対応

 続いての話題は、小型デバイス向けの「Silverlight for Mobile」。Silverlight 2ベースであり、JavaScriptと.NETフレームワークをサポート、高いCPUパワーを要求する一部機能を除き、デスクトップ版Silverlightと同等の機能を実装することが目標だという。

 Silverlight for Mobileが当初サポートするデバイスは、Windows MobileとNokia S60。2009年中のリリースを予定しているという。2009年第1四半期、つまり3月末までにはPublic CTPが予定されているとのことなので、数カ月以内にはその姿を目にすることができそうだ。

「Silverlight for Mobile」の位置付け(プレゼンテーション資料より)(画像をクリックすると拡大します) 「Silverlight for Mobile」の位置付け(プレゼンテーション資料より)(画像をクリックすると拡大します)

WPF由来のコントロール

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