
Silverlightの現在とこれから:2009年はモバイル対応が注目
1月27日と28日の2日間にわたり、横浜・みなとみらい21地区のパシフィコ横浜で開催された「Microsoft tech days Japan 2009」。基調講演のあといくつか設けられたブレイクアウトセッションのうち、27日午後にマイクロソフト デベロッパー エバンジェリストの大野元久氏による「Silverlight の未来:コントロールとモバイル対応」の様子をお届けする。

Silverlightの将来
企業による採用など、Silverlightの日本における状況をかんたんに紹介したあと、「Silverlightの将来」というテーマで大野氏による解説が始まった。
説明によれば、次期バージョン「Silverlight 3」ではマルチメディア機能を強化。現在のバージョン2ではビデオコーデックとしてWMV7~9とVC-1をサポートしているが、これに「H.264」を追加する予定だ。オーディオコーデックには、iPodなどにも採用されている「AAC」を追加(Silverlight 2はWMAとMP3)。グラフィック機能も強化され、3D描画やGPUアクセラレーションに対応するという。
開発環境も拡充される。リッチなデータバインディングのサポートと、各種コントロールが追加されるとのこと。Visual StudioもSilverlightに対応し、ビジュアルな開発体制が整備される。
Linuxへの対応についても言及された。開発は業務提携関係にあるNovell(Monoプロジェクト)が担当、オープンソースソフトウェアの「Moonlight」として、現在Silverlight 1.0相当の機能まで実装が完了しているという。
モバイル対応
続いての話題は、小型デバイス向けの「Silverlight for Mobile」。Silverlight 2ベースであり、JavaScriptと.NETフレームワークをサポート、高いCPUパワーを要求する一部機能を除き、デスクトップ版Silverlightと同等の機能を実装することが目標だという。
Silverlight for Mobileが当初サポートするデバイスは、Windows MobileとNokia S60。2009年中のリリースを予定しているという。2009年第1四半期、つまり3月末までにはPublic CTPが予定されているとのことなので、数カ月以内にはその姿を目にすることができそうだ。
WPF由来のコントロール
- 新着記事
- 特集
- ブログ
- 企画特集
-
特集:IT最適化への道
-
セキュリティの今を知る
-
データの散在と非常率運用がネック
-
保育業界のDX(後編)
-
モバイルデバイスもターゲットに!
-
連載!プロが語るストレージ戦略
-
次の一手はこれだ!
-
連載!プロが語るストレージ戦略
-
企業DXのキモはクラウドにあり
-
保育業界のDX(前編)
-
デジタルを当たり前と言えるか?
-
ビッグデータ最前線!
-
連載!プロが語るストレージ戦略
-
IDaaSって何?
-
内部不正や不注意をどう防ぐ?
-
いまさら聞けない「PPAP」
-
いままさに社会にとっての転換点
-
利便性とセキュリティの両立
-
講演の見どころを紹介
-
話題のセキュリティ事故体験ゲーム
-
ゼロトラストに不可欠なID管理
-
請求書がきてからでは遅い
-
いまあるデータで身近な業務をDX
-
明日からではもう遅い?!
-
さあ、クラウドで解決しよう。