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Solaris技術動向の鍵を握る担当者、「OpenSolaris」の魅力を語る

杉山貴章(オングス)
2008-12-09 15:42:01
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 12月2日から4日の3日間、東京ミッドタウン・ホールにおいてサン・マイクロシステムズの主催による「Sun Tech Days 2008 in Tokyo」が開催された。同日に開催された報道関係者向けのラウンドテーブルにおいて、Sun MicrosystemsでSolaris Chief Technologistを務めるJames Hughes氏が、OpenSolarisの魅力や今後の計画などについて語ってくれた。

OpenSolarisを選択する4つのメリット

 まず第1に、ユーザーがOpenSolarisを選択するメリットは何だろうか。これについてHughes氏は次の4つのポイントを挙げている。

  • ルートファイルシステムがZFSである
  • ZFSがあることを前提に管理することができる
  • パッケージ同士の依存性が自動で解決される
  • 親しみやすいUIを備えている

 ZFSはOpenSolarisが提供する諸機能の中でも、最も魅力的とされているもののひとつ。ZFSの持つスナップショット機能はバックアップを容易にし、システム管理の手間を軽減させる。

 例えば、OSアップデートの際にスナップショットを作成し、もしアップデートに失敗したら元の状態にロールバックするなどといったことが自然に行えるわけだ。さらに、ZFSの次期バージョンではファイルシステムレベルでの暗号化もサポートされることになる。

 「親しみやすいUI」とは、すなわちGNUベースのUIのことである。Hughes氏は次のように語る。

 「ユーザが『Linuxを知っている』という場合、多くの場合においてそれはカーネルを知っているわけではなく、ディストリビューションを知っているという意味だ。そして、その上にあるのはGNUのインタフェースである。そこでOpenSolarisはGNUを採用した。OpenSolarisはZFSやDTraceなどのユニークな機能を持っているが、ユーザーは使い慣れたGNUのUIでこれらを利用することができるのだ」

OpenSolaris 2008.11のポイント

 OpenSolarisプロジェクトでは2週間ごとに新しいパッケージのリリースを行っており、現在は「OpenSolaris 2008.11」がOpenSolaris.orgにて公開されている。Hughes氏は同バージョンにおける主なフィーチャーを3つ挙げて説明してくれた。

 1つ目のポイントは、3種類の新しいリポジトリが追加されたこと。ひとつは従来と同様に再ディストリビュート可能なパッケージのリポジトリであり、ひとつはコミュニティの参加者が独自にパッケージを作って登録できるリポジトリである。もうひとつはサブスクリプションベースのリポジトリで、何らかの理由で再ディストリビュートできないパッケージがここに含まれる。ただし、サブスクリプションベースのパッケージに関しても2週間ごとのマイルストーンは無料で提供されるとのこと。

 2つ目のポイントはZFSのスナップショットを活用するためのタイムスライダーが追加されたこと。これによってどのタイミングのバージョンなのかを直感的に知ることができるようになるという。

 3つ目のポイントは、Sunのハードウェアだけでなく一部のラップトップのサポートにも注力している点である。この目的についてHughes氏は「現在、ラップトップを使って開発を行っているユーザも多く、彼らにもOpenSolarisを渡すことができるように」と語っている。

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