
CurlのオープンソースUIライブラリ:CGMサイト活用し開発者へのリーチ図る
笠井美史乃
2008-10-03 17:42:01
UIライブラリ「Curl Advanced UI」
同社のもうひとつの取り組み「オープンソースプロジェクト」では、主にバックエンドのライブラリを中心に提供してきたが、そこへ新たに加わったのが「Curl Advanced UI」だ。
業務アプリケーション向けの入力系UIから、3Dを使った画面遷移など、ちょっと変わったユーザーインタフェースがライブラリとして提供されている。講演では実際にライブラリを使ったアプリケーションのデモも行われた。
また、イベント開催日の9月29日には「Curl ORB for Java」が発表された。主な機能には、
- サーバサイドのJavaオブジェクトをCurlからコール、クラスのインスタンスを生成してメソッドを実行。同期通信でも非同期通信でも可能
- バイナリフォーマットを使った通信で、テキストベースのXML、JSONより「数倍~数十倍高速な」(岡田氏)ハイパフォーマンスを実現
- Date型やユーザー定義クラス、配列、Listなどプリミティブ型以外のデータ型もサポート
- DIコンテナで管理されたJavaオブジェクトもコールすることが可能
- 開発者はJavaのクラスをコールするCurlのソースコードをジェネレーターで自動生成できる
講演ではソースコードを書きながらのデモが行われた。
Curl ORB for Javaは9月29日にα版をリリース、正式版は10月21日に公開される予定だ。岡田氏は、ユーザー体験を追求する開発環境のために「ぜひCurlを使ってみてほしい」と講演を締めくくった。