Google Chromeの開発ツールは実務に耐えうる:Firebugなみの性能を発揮

杉山貴章(オングス)
2008-09-04 11:55:01
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コマンドベースのJavaScriptデバッガ

 JavaScriptデバッガを起動すると、図6のようなウィンドウが表示される。JavaScriptコンソールに比べると、こちらは随分とシンプルな画面だ。

図6 Google ChromeのJavaScriptデバッガを起動 図6 Google ChromeのJavaScriptデバッガを起動

 現時点では、Google Chromeに付属するJavaScriptデバッガはコマンドラインベースのツールでしかないのだ。下部のテキストフィールドにコマンドを入力すると、上部に結果が表示される。

 まず使い方を調べるために「help」と打ち込んでみよう。すると以下のように表示される。

$ help
Status: page is running
Available commands:
   break [location] <condition>
   break_info [breakpoint #]
   clear <breakpoint #>
   help [command]
   print <expression>
   scripts

 これを見てもわかるように、ブレイクポイントを設定するには「break」コマンドを、変数の中身を調べるには「print」コマンドを使えばよい。各コマンドの使い方はhelpコマンドで調べられる。

 例えばbreakコマンド場合は「help break」と入力する。

$ help break
usage: break [location] <condition>
location is one of <function> | <script:function> | <script:line> | <script:line:pos>

 このように全ての作業をコマンドラインで行う。

 コマンドの使い勝手はGNUの提供するgdbとよく似ている。JavaScriptコンソールに比べると、こちらはgdbなどコマンドベースのデバッガの使用経験が無ければ少々使いこなすのが困難かもしれない。この点は、FindBugsやSafariの持つJavaScriptデバッガに一日の長がありそうだ。

 Google Chromeのデバッガにも、将来的に使い易いUIが統合されることを期待したい。

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