MS運営のオープンソース開発プロジェクト支援サイト「CodePlex」を探検する(2)

海上忍
2009-11-19 22:45:01
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 サイト開設から3年半が経過したCodePlexは、サイトデザインのリニューアルや2009年9月の法人設立など、サイトとしての機能もMicrosoftにおける位置付けも変化している。どちらも前向きなもので、Microsoftがただ漫然とオープンソース系ホスティングサイトを運営しているのではなく、戦略的位置付けのサービスとして能動的に関わろうとしている様子がうかがえる。

 11月19日現在における登録プロジェクト数は、1万2455件。設定されたタグからプロジェクトの傾向を見ると、やはりMicrosoftのお膝元ということもあり、.NETやC#、SharepointにWPF、Sliverlightというキーワードが目立つ。ちなみにダウンロード件数のトップ3は、World of Warcraftのアイテム管理ツール「Rawr」、Wiiで使用するディスクをマウントするツール「WBFS Manager」、開発ツール「AJAX Control Toolkit」の順。

 一般利用者の立場から見たユーザビリティだが、まだお世辞にも洗練されているとは言い難い。たとえば先駆者ともいえるSourceForgeは、トップページにカテゴリ一覧やお勧めを配置するなど「一見さん」への配慮がなされているが、CodePlexのそれは簡素なもの。プロジェクト名や関連するキーワードなど、明確な手掛かりをもってサイトを訪れた利用者でなければ、目的のリソースにはたどり着きにくい。SourceForgeのような、日本語翻訳サービスもない。

 とはいえ、なんらかのキーワードさえ認識していれば、日本ではそれほど知名度が高くないプロジェクトやオープンソースソフトウェアとも出会える。たとえば、「Windows 7」タグからたどり着いた「Taskbar Meters」は、Windows 7のタスクボタンにメモリやCPU、ディスクI/Oの状況を表示する機能を持つアクセサリ。Taskbarつながりでは、XP/Vistaで7のスーパーバーを実現する「SBar Taskbar Replacement」なるプロジェクトもある。コミュニティとベンダーの仲介者的存在を目指すCodePlexだが、オープンソースソフトウェアは“使われてこそ”のもの。多少は一般利用者向けの工夫があっていいとも思うのだが。

「Taskbar Meters」 リソースの使用状況が一目でわかる「Taskbar Meters」。Windows 7のタスクバーによく馴染む
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]