Windows 7で利用するCUIコマンドを“単品”で追加するなら「GnuWin32」(2)

海上忍
2009-11-12 19:47:00
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 前回導入したGnuWin32のコマンドだが、デフォルトのインストール先(C:\Program Files (x86)\GnuWin32\bin)にはパスが通っていないため、ただコマンド名を入力しても実行できない。環境変数「PATH」にコマンドが置かれたフォルダのパスを登録する処理、俗に言う「パスを通す」作業が必要だ。このあたり、かつてCONFIG.SYSと格闘した層には言わずもがなだが、いい機会なので説明しておこう。

 Windows 7で環境変数を設定するときには、コントロールパネルから「システムのプロパティ」を開き、「詳細設定」タブ下にある「環境変数」ボタンをクリックする。手順はVista以前のシステムと同様で、画面下のシステム環境変数欄にある「PATH」行を選択、「編集」ボタンをクリックし、表示されたダイアログの末尾に前掲したGnuWin32のパスを加えればOK。これで、次回ログオンしたときには、ほかのコマンドと同様の方法でGnuWin32のコマンドが利用できるようになる。

 しかし、この方法はあまりお勧めできない。理由は単純、Windowsに標準装備のコマンドとGnuWin32のコマンドが重複する可能性があるからだ。特にcoreutilsは、echoやmkdirなど重複する数が多く、うっかり(GnuWin32の領域に)パスを通せば弊害が生じることも考えられる。必要なときだけコマンドプロンプトから機能をONにできるほうが、好都合なのだ。

 そこで用意するのが、以下のバッチファイル。テキストエディタを使い「gnuwin.bat」など適当なファイル名として保存し、パスが通った(ほかのコマンドが収録されている)フォルダ、たとえばC:\Windows\System32へコピーしよう。コマンドを使い始めるときには、一度バッチファイルを実行しなければならない(今回の例の場合「gnuwin」と実行)ものの、コマンドの重複を気にせずにすむ。システム標準の環境とGnuWin32を明確に使い分けたい場合には、有効な手段だろう。

バッチファイル このようなバッチファイルを作成し、C:\Windows\System32などのパスが通ったフォルダへコピーしておけば、Windows標準のコマンドとの重複を避けられるはず
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