Microsoft Security Essentialsは他社製セキュリティソフトを駆逐するか?

海上忍
2009-10-06 11:31:01
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 Microsoftから、オンラインセキュリティツール「Microsoft Security Essentials」(MSE)がリリースされた。Windows 7はもちろん、Windows XPとWindows Vistaがサポートされ、しかも無償。ウイルスやスパイウェアといったマルウェアや、悪意ある攻撃からシステムをリアルタイムに保護するための総合サービスを提供する、有償で提供されてきた「Windows Live OneCare」の後継に位置付けられるツールだ。

 公式サイトから入手したインストーラを起動すると、ユーザーの使用しているWindowsが正規にライセンスされたものかどうか検証される。チェック項目はこれだけで、あとはすべて自動処理され、以降タスクトレイに常駐するようになる。

 MSEのウリは、サーバベースの「Dynamic Signature Service」(DSS)だ(解説記事:「MSの無料ウイルス対策ソフト「Microsoft Security Essentials」、まもなくベータ公開」)。マルウェアのチェックは、ローカルのパターンファイルだけに依存されるのではなく、DSSへの問い合わせも実施される。

 動作が「軽い」こともポイントだ。スイート製品のOneCareは動作が重いと敬遠されることがあったが、MSEのパフォーマンスはOneCareを上回るという。パターンファイル更新時の負荷の軽さから判断するかぎり、ユーザーがその存在を感じるのはウイルス検出時程度ではなかろうか。

 現時点でMicrosoftは、MSEのバンドル提供について明言を避けているが、この「安さと軽さとシンプルさ」を指向するユーザーは多いはず。今日明日の話ではないにせよ、早晩Windowsをターゲットとしたセキュリティベンダーにとって脅威になることは確かだろう。

リアルタイム保護機能も搭載、無償のオンラインセキュリティツール「Microsoft Security Essentials」(画像をクリックすると拡大します) リアルタイム保護機能も搭載、無償のオンラインセキュリティツール「Microsoft Security Essentials」(画像をクリックすると拡大します)
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