Windows 7時代のメール環境を考える(導入編)

海上忍
2009-09-24 17:15:01
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 よく知られた話として、Windows 7にはメールクライアントが標準装備されていない。Windows Vistaまで存在した「Windowsメール」(Outlook Expressの後継)は削除され、それに伴いメールに関連するAPIも非推奨化された。同様に、WindowsカレンダーやWindowsアドレス帳も姿を消している。

 これらのツールを廃止する理由は、同種のサービスとして「Windows Live」を提供するためとマイクロソフトは説明している。ユーザーは「Windows Liveメール」をWindows 7のセットアップ後に自身で追加インストールしなければならず、ビギナー層にとっては厳しい仕様変更といえる。

 気になる点が2つ。Windows 7 RC版での話だが、文書中にある「mail to:」タグをクリックすると「規定のメールクライアントが正しくインストールされていないため……」と表示されるだけで、その先の案内がないのだ。このダイアログが表示されたところで、すべてのユーザが有効な対策を思いつくとは考えにくい(一部メーカーではWindows Liveをプリインストールするそうだが)。

 もう1つは、製品版に含まれる「Windows転送ツール」。Windowsメールのメッセージやアドレス帳の移行、各種設定情報や任意のフォルダのコピーまで処理できるツールだが、ダウンロード提供は予定されていないとのこと。

 積極的にダウンロード提供しようとしない意図は不明だが、うまくエンドユーザーを誘導する仕掛けが欲しいところだ。

IE8で「mail to:」タグをクリックしたときに現れた警告ダイアログ。すべてのユーザーが、これでWindows Liveの存在を思い出せればいいのだが IE8で「mail to:」タグをクリックしたときに現れた警告ダイアログ。すべてのユーザーが、これでWindows Liveの存在を思い出せればいいのだが
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