Windows 7のMinGW環境でLAMEを64ビットアプリとしてビルドしてみる

海上忍
2009-09-17 15:09:01
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 前2回の作業では、64bit版Windows 7に64bit版MinGW+MSYSの環境を構築した。

 今回は締めくくりとして、オープンソースのMP3エンコーダ「LAME MP3 Encoder」を64bitアプリケーションとしてビルドしてみよう。

 結論から言えば、configureなどスクリプト類の書き換えは必要ない。MinGW 64bit版はいまだテスト段階であるため、configureスクリプト上でプラットフォームを判定する#ifdefディレクティブには含まれず、結果として「MinGW32」として扱われたが、処理自体は問題なく完了。あとはmake、make installとふだん通りに作業すればよく、拍子抜けするほどだ。

 生成したバイナリのテストとして、AIFFファイルをMP3にエンコードしてみたが、こちらもトラブルなく終了。タスクマネージャでLAMEのプロセスを表示しても、32bitアプリケーションに付される「*32」の文字はなく、正しく64bitバイナリとして生成されていることがわかる。

 MSYSに収録のrxvtが正常に起動しないなどの問題は残るが、64bit化されたアプリケーションが少ない現在、1つの選択肢とはなるはずだ。

$ tar xzf lame-398-2.tar.gz
$ cd lame-398-2
$ ./configure --disable-shared
$ make ; make install
上から2行目がLAMEのプロセス。「*32」の文字はなく、64bitアプリケーションとして生成されていることがわかる 上から2行目がLAMEのプロセス。「*32」の文字はなく、64bitアプリケーションとして生成されていることがわかる
  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ